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Posted by ブクログ
新幹線の歴史をまとめた上に、国際的な視点から日本の技術のいる位置を概観した視点が貴重。日本の優れている点は認めた上で、諸外国に大きく立ち遅れている点がよくわかる。
大局観を持たずに、日本に特化した「新幹線システム」を現状のまま環境の異なる国に売り込もうとすることのナンセンスさも、指摘されると目を覆うよう。視野の広い人が出てきて欲しい。
磁気浮上鉄道についての一章もある。現在の予定線を使って、国際水準の鉄輪鉄道を敷く方が有効に思えてならない。
青函トンネルについては、新幹線が 140km/h に制限されることを知らなかった。その代案として、トンネル部分を単線並列とし、片方を新幹線、他方を貨物とし、輸送力の必要な貨物列車を続行運転しつつ、追い越す新幹線との相対速度を現在案と同じに抑える具体的なダイヤグラムが示されている。それを含め、日本だけが単線並列を採らず走行方向固定の設備しか持っていない現実と、その不利益を突きつけられる。
50 年の歴史という観点では、同時代を生きてきた人間には当たり前のこともこのようにまとめておかないと同じ失敗が繰り返されそうだ、と感じた。
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