えんまと希望の星 - 幽霊少女と地獄の詐欺師

久世千歳

コンビニで働く青年・公弘はある日自宅で幽霊を見てしまった。あまりの衝撃に寝不足のまま向かった職場では、刃物を振りかざした異様な風体の男に襲われ絶体絶命に! ピンチを救ってくれたのは、店で「おでんさん」と呼ばれる男だった。彼は地獄を統べる閻魔大王だと名乗り、公弘の命を狙って地獄から脱走した囚人を、回収しに来たのだと言うのだが……。不思議で切ないファンタジック・ホラー開幕!

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / ファンタジー（国内）
• 出版社: 中央公論新社
• 掲載誌・レーベル: C★NOVELSファンタジア
• ページ数: 235ページ
• 電子版発売日: 2014年04月04日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★☆☆]

バイト先でやたらにおでんを買っていく男は
ピンチを助けてくれたけれど、変な男で…。

人間の常識で推し測ってはいけない存在、というのが
すごく出ている閻魔様でした。
冒頭の責め苦についての説明は一切なかったので
いつかこの謎も解き明かされる？

突如命を狙われている、と言われても、普通は
納得も理解もできない状態。
非現実が起こっても、そんな事はない！　と
思ってしまうのが日本人。
しかし、話の筋とはまったく関係ないですけど
人とのつながりがなければ地獄に落ちるというのは
良いような悪いような？
いやでも善良に生きて行けば、泣いてくれる人も
悲しんでくれる人もいるわけなので…良し？？

黒幕があれだったので、案外さっくり捕まりましたが
残りがまだ襲ってくる、というわけでしょうか？