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ビジネスの舞台で、国際標準化が大きなテーマとして浮上している。イノベーションや事業・市場創成の推進に当たり、国際的なルール形成の重要度が高まっているためだ。しかしこの分野において日本は、欧州をはじめ他の主要国に後れを取り、様々な分野で「技術で勝ってビジネスで負ける」という苦い経験を積んできた。その原因の一つが、国際標準を推進する人材の不足だ。この課題に対し、経済産業省による「多角的なルール形成活動の取組が高く評価された企業」に選定されたIDECで国際標準化活動の陣頭指揮を執った著者が、その経験を伝えるべく本書を書き下ろした。実は、制御機器を手掛ける同社はかつて、中核事業の押釦スイッチが規格化されずに市場を喪失した。これを機に、著者を中心に国際標準化に積極的に取り組み、その後「イネーブルスイッチ」や「非常停止スイッチ」といった製品で世界トップシェアを確保し高い収益を上げるようになった。
それだけではない。著者は「技術」「知財」「標準」「認証」を組み合わせたオープン&クローズ戦略を駆使し、新事業や新市場を自ら切り拓いてきた。製造業や建設業など様々な現場で必要な安全人材を育成する「要員資格認証」、自動運転やフィジカルAIなど最先端技術の安全確保にも有効な「協調安全」、そして2032年には1兆円の市場規模が見込まれる「ファインバブル産業」。いずれも、日本発の技術や考え方をベースに、世界中の仲間と共に事業創成や市場創成を成し遂げてきた。
本書は、著者が上述の5つの成功体験を基に、国際標準化活動の進め方やノウハウを全て開示する、国際標準化活動のまさに「実践本」である。
<目次>
第1章 稼げる「国際標準化」―新・国際標準化活動7つの提言
第2章 ビジネスツールとしての国際標準化へ、国が取り組み着々
第3章 国際標準づくりに参加するかしないか、天と地の差
第4章 国際標準化初挑戦の舞台裏、規格化の経緯
第5章 国際標準化初挑戦の舞台裏、成功の要因
第6章 国際標準化で非常停止押釦スイッチをフィジカルAI時代の戦略製品に
第7章 日本発の認証制度を国内から海外、そして国際標準化へ
第8章 世界初・日本発の「協調安全」を「技術+知財+標準+認証」で産業化
第9章 BtoBからBtoCまで多彩な新産業創出、ファインバブル技術
第10章 世界68カ国・地域の仲間と共に技術開発から事業化までを支援
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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