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本書は、東京・墨田の下請け石けんメーカーが、100億円規模のブランド企業へと変わるまでを、5代目社長自身が明かした一冊です。
1992年、三菱商事を退職して家業に入る際、著者が父親と交わした約束は、1年間作業着で釜場に立つことでした。石けん1個の利益が数円という下請けの限界を感じるなか、現場で見えてきた、自社独自の強みとその先にある成長への希望――。修業を終えた著者は、父親と社員の前で「松山油脂を百億円企業にする」と宣言し、1995年、初の自社ブランド「Mマークシリーズ」を立ち上げます。職人が「釜焚き製法」により一つひとつ手仕事で丁寧につくりあげた製品を、社員全員が誇りをもってお客様に届ける。そこに会社の進むべき道を見いだしました。
しかし、成長の道のりは平坦ではありませんでした。
「松山油脂らしさ」をいかに社員のなかに根づかせ、社員とともに成長するか――本書は、著者の経営者としての苦悩を追いながら、企業経営の本質に迫ります。悩んだ末に辿り着いた、働く人たちを中心に据えた組織づくりは独自の人事制度へと昇華され、今もまだ進化を続けています。
働くこと、会社組織とは何かを考えさせられる一冊です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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