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「いつか、自分の力で新しい仕事を始めたい」「目の前にある仕組みを、もっとよくしたい」「世の中にまだないものを、自分でつくりたい」
心の中にそんな思いがあっても、実績も資金も仲間もない。周囲に話せば「現実を見たほうがいい」「そんなことはできるはずがない」と言われる。そうしているうちに、自分でも「やはり無理だ」と思い込み、動き出す前に諦めてしまうことがあります。
けれど、その「できない」は、本当に自分で考えて出した結論なのか。周囲の常識や誰かの言葉を、いつのまにか自分の判断として受け入れているだけかもしれません。
本書の著者も、最初から実績や資金、人脈に恵まれていたわけではなく、ただ目の前の現実を何とか変えたいと願う一人でした。
理学療法士として病院に勤めていた頃、父親の認知症が悪化し、家族は崩壊の危機に直面します。「改善は難しい」「仕方がない」と言われるなか、それでも著者は「本当にそうなのか」と問い続けました。国内外の論文や教材を読み、セミナーに足を運び、学んだことを一つずつ父親に試す。うまくいかなければ方法を変え、試行錯誤を繰り返した結果、父親の症状に改善が見られるようになりました。
この経験を、自分や家族だけのものにしてはいけない。
その思いから、著者は「認知症で苦しむ人をゼロにする」という壮大なミッションを掲げ、手持ち15万円、5.5畳の一室から事業を立ち上げます。
資金も実績も十分ではなく、周囲から見れば無謀とも思える挑戦でした。それでも、目の前の課題に向き合い、できることを一つずつ試し続けた結果、活動に共感する仲間が集まり、事業は認知症専門のリハビリテーションから、デイサービス、農業、米粉パンの製造・販売へと拡大。現在では、7社からなるグループのもと、約70人の仲間が同じミッションの実現に取り組んでいます。
本書は、認知症改善の方法を解説する本ではありません。
「できない」とされてきた前提をどう疑ったのか。何もない状態から、どう最初の一歩を踏み出したのか。壮大なミッションに共感する仲間を、どう集めたのか。一人ひとりがやりたいことに挑戦できる組織を、どうつくったのか。
父親の認知症をきっかけに始まった学びと実践、ゼロからの起業、仲間との出会い、事業を広げるなかで直面した困難を通して、著者が培ってきた考え方と行動の軌跡を紹介します。
常識を疑い、まず動いてみる。失敗したら、方法を変えてもう一度試す。自分一人で抱え込まず、思いに共感してくれる仲間を信じて任せる。著者が大きな夢を現実へと近づけてきた道のりには、やりたいことをかたちにするためのヒントが詰まっています。
実績がないから。
お金がないから。
自分には無理だから。
そう言い聞かせながら、本当にやりたいことを諦めかけている人へ。
「できないなんて、誰が決めた?」
自分を縛ってきた前提を外し、勇気をもって一歩を踏み出すきっかけとなる一冊です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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