「伝説のバンカー」と呼ばれた男 スタートアップを圧倒的に成長させる仕事術

「伝説のバンカー」と呼ばれた男 スタートアップを圧倒的に成長させる仕事術

ビジネス・実用
1,870円 (税込)

9pt

4.3

【NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で大反響の元バンカー、初の著書】
「伝説のバンカー」と呼ばれた男がいる。その名は「大櫃(おおひつ)直人」。みずほ銀行の常務を務めた人物だ。
2024年10月18日にNHKで放映された『プロフェッショナル 仕事の流儀』で大反響を呼んだ“リアル半沢直樹”の初の著書。メルカリ、マネーフォワード、タイミー等、日本の名だたるスタートアップと出合い、成長を支援してきた。著者はどのように伸びる企業を見極め、また、経営者から何を学んだのか。その驚きの仕事術を余すところなく公開するとともに、日本の未来像についても語る注目の書。

<目次>
第1章 ダイヤの原石たち
「このままじゃあかん」
茶髪の若者たち
六本木のバーに通う ほか

第2章 人の本質を見抜く
お金の話はしない
「気配値」を読む
圧倒的な情報量が土台に ほか

第3章 「伝説のバンカー」の原点
父への愛憎
自堕落な大学生活
憧れの商社をあきらめ、銀行に ほか

第4章 とにかく、現場主義
重役でも年間1000社を訪問
顧客との接点を増やすことで勝負
若手に背中を見せる ほか

第5章 自分をブランド化する
「おせっかいおばちゃん」を演じる
情報ネットワークの重要性
幻のM&A ほか

第6章 日本の未来を創る仕事
みずほ銀行を去る
「現代版の財閥」の可能性
異色ずくめの経営 ほか

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    日経BP
  • 掲載誌・レーベル
    :
    日本経済新聞出版
  • タイトル
    :
    「伝説のバンカー」と呼ばれた男 スタートアップを圧倒的に成長させる仕事術
  • タイトルID
    :
    2441813
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年09月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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「伝説のバンカー」と呼ばれた男 スタートアップを圧倒的に成長させる仕事術 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ご本人も語っている通り、本書は「再現性の非常に低い成功物語」である。

    本書中には、
    「みずほの渋谷中央支店の責任者は出資と融資の区別がついていない」
    「バカなんですか?リスクとリターンが一致してない」
    といった著者に対する評価が登場することからも、常識的な銀行員ならやらないことを「個人的に面白い」というモチベーションで突き進めた結果として花が開いたように映る。

    大学時代のエピソードとして、免許停止4回、取消1回、交通事故の示談を泣き落としで乗り切ったことなどが語られており、入社してからも懲戒解雇寸前のインシデントを起こすなど、遵法意識の欠如が散見される。こうした背景を踏まえると、本作は「銀行や企業のルールを大きく逸脱した行動が、時宜に恵まれてうまくいった」という軌跡として読める。

    もちろん、大櫃氏自身が圧倒的な熱量と突破力を持った人物であることは間違いない。話術と体力を兼ね備えた驚異的な「ローリング力」を発揮し、1日7件の訪問や、出張先での追加アポ(午前・夜)をこなしている。当初はスタートアップ開拓のために毎週金曜にAwabarへ通い、帰りは自腹でタクシーを使うなど、一般人には真似のできない「ザ・営業マン、ザ・銀行員」の顔も持っている。

    一方で、再現性を見出せる実務的な施策もある。
    ・スタートアップの口座を開きやすくする
    ・スタートアップ専用の審査ラインを作る
    ・スタートアップ案件を支店から切り離す(ひっぺがす)

    これらは銀行として本来やるべきことではあるものの、どれひとつとっても社内調整のハードルは極めて高く、社外のみならず社内向けのコミュニケーション能力の高さもうかがわせる。

    しかし、肝心の審査の基準について「気配値」と、バブル期の「社長の顔を見て融資判断をする」「人相学」といった過剰融資時代を彷彿というか大差ないこと滔々と語ったているあたりを読んでるとバブル時代に尾上縫に貸し付けて営業成績を上げた銀行員と根本的には変わらないようにも思えなくもない。
    凄い人というのは衆目の一致するところではあるのだが、時と場が合わなかったら起きなかった再現性の無い成功物語であるのは間違いないだろう。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    スタートアップ支援を銀行の立場から行なった第一人者のストーリー

    属人性と再現性の両立
    現代のリーダー/経営者に求められるのは協調性
    シンプルに考える、伝える

    メガバンクから不動産ファンドに移籍したが、そのあと半年スタートアップの世界に戻った経歴は目を惹きます

    0
    2026年10月20日

    Posted by ブクログ

    自分の良さをしっかり自己認識してる人であり、人柄も読んでいて伝わった。今の時代なんとなく言いづらい雰囲気がただよってる昔ながらのビジネス上の教訓やティップストがパラパラ含まれておりそれも良かった(現場主義、目力など)。過去の失敗も語られてるのも良き。強いて言えば、今まで信頼関係構築して関わってきた経営者達から直接コメントがあるとより良いと思った。一方で、まだまだ現役の方が自分についての本のために、忙しい経営者にコメントを求めるなど絶対できないという彼なりの配慮や考えの元なのかなと勝手に想像した。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    1. 経営者・創業初期のリアルな生態
    ・メルカリ・山田進太郎氏の「穴だらけのジーンズ」と10億円無担保融資
     ・ボロボロの雑居ビルでの遭遇:六本木の「awabar」で出会った山田氏は穴だらけのジーンズ姿。オフィスは夜の飲食店のゴミが山積みになった雑居ビルで、パイプ椅子に座ってPCを叩く環境の中に後のメガベンチャーの原石が存在していた。
     ・10億円の無謀な打診:創業3年目(2015年初頭)、赤字継続中に「米国展開のため無担保・無保証で10億円貸してほしい」と打診を受ける。銀行の審査常識を超えた案件。
     ・「百聞は一見に如かず」の現場主義:本部の反対に対し、大櫃氏は審査担当者をメルカリのオフィスへ連れ出した。熱気やアクティブユーザー数の爆発的伸びを体感させ、態度を一変させて10億円融資を実行。

    ・マネーフォワード・辻庸介氏の「タクシー代を惜しむ泥臭さ」
     ・自転車で駆けつける覚悟:創業初期、1円でも節約するためタクシーを使わず自転車で移動。リュックにスーツを入れておき、直前にトイレで着替えて面談に臨んでいた。
     ・事業ミッションのための愚直さ:情報漏洩リスクを恐れず決算書を公開して泥臭く頭を下げ続けた。スマートに見える経営者ほど裏での泥臭い節約と愚直なアクションを徹底している例。

    ・タイミー・小川嶺氏への「あえて天狗の鼻を折る」愛ある叱責
     ・チヤホヤへの警鐘:学生起業家として注目されメディア露出が増えた時期、渋谷の街中で素っ気なく接し「いまは本業に集中する時期だ」「周囲からの見られ方を意識しろ」と忠告。
     ・耳の痛い意見の受け入れ:感情的に反発せず真摯に受け止め、足場固め(コンプライアンス強化・闇バイト対策等)に没頭したことが後の2024年東証グロース上場へ繋がった。

    ・ユーグレナ・永田暁彦氏の「涙の謝罪」と信頼構築
     ・突然の辞任劇:巨額M&Aを主導していた永田氏が激務による体調不良で突然CEOを辞任。
     ・本気のぶつかり合い:謝罪する永田氏に対し「なぜもっと信頼して相談してくれなかったのか」と感情をぶつけ、永田氏は涙を流した。復調後に別ファンドで再起するなど、利害を超えた人間関係が強固なアライアンスを生む例。

    ・ビジョナル・南壮一郎氏の「エレベーター前の爪痕」
     ・相手を選ばぬ自己主張:みずほ銀行頭取との面談でも臆せず事業構想をプレゼン。
     ・帰り際の一言:面談直後、エレベーター前で「頭取にハッキリ印象を残しておきましたよ。スタートアップが勝ち上がるには爪痕を残さないと意味がない」と言い放った。

    2. 経営の覚悟とトラブルの突破
    ・ヤマト運輸・小倉昌男氏の「1円・800円の哲学」
     ・ATM前での遭遇:宅急便を生み出した小倉氏が自ら銀行のATMで振り込みを行っていた。
     ・1円の重み:「手数料が1円浮くだけで飛んでいってお礼を言いたい。うちは手荷物1個800円で届けているから1円も無駄にできない」と語った。巨大組織のトップになっても現場のお客さん目線を忘れない経営者の本質。

    ・「ヤミ金融融資トラブル」と自己保身の否定
     ・挫折と処分:営業トップで調子に乗っていた時期、十分な審査なしで融資した取引先(A氏)が暴言を吐き暴れ出すトラブルが発生し、業務停止寸前の処分を受けた。
     ・神社での修行:支店長に連れられ島根の神社で白装束を着て清掃や水行を実施。「自己保身に走っていた愚かさ」に気づき、失敗をごまかさず誠実に向き合う覚悟を得た。

    ・TIS(旧ソフト開発ソフラン)北川浩治氏の「PMIの鉄則」
     ・暗記の徹底:M&Aを連発した北川氏は、買収した会社の社員600〜800人以上の「顔・名前・出身地」を全員分丸暗記していた。
     ・不安の解消:買収された社員の不安に対し、トップ自ら名前を呼び声をかけることで心理的安全性を作った。PMIの成否は数値のシナジーではなくアナログなリスペクトと泥臭いコミュニケーションにかかっている。

    ・メルカリの不正出品問題(ハードシングスの突破)
     ・社会的トラブル:急成長の過程で現金やチャージ済みICカードの出品など、規約の穴を突いた悪用が社会問題化。
     ・ガバナンス強化:批判から逃げず、コンプライアンス部門やCS体制を急速強化・人員増員し、警察や省庁と連携して排除した。

    3. 事業推進・営業・組織の戦術
    ・「GIVE & GIVE & GIVE」の営業戦術(富士銀行時代)
     ・相手が申し訳なくなるまで尽くす:頼まれていない情報提供や顧客紹介を行い、見返りを一切求めずに徹底的に尽くす。相手から「ここまでやってもらうと心苦しい。何かお返しを」と言わせる。
     ・大きな要求ではなく「最初の一歩」を頼む:お返しを求められた際、いきなり大きな融資を頼むのではなく「入金口座をうちに変えてほしい」と頼む。お金の流れが見えるようになり、結果的に他行の2倍以上のメインバンク化へ繋がる。

    ・「提案は3つ用意する」泥臭い準備
     ・1つの提案では一瞬で終わる:「こんな提案があります」と1つだけ持っていっても断られたらアポが終了する。
     ・3つの手札を繰り出す:1つ目がダメなら2つ目、それもダメなら本命の3つ目を出す。経営者は「どれだけうちの会社の手札を持っているんだ」と態度を変える。
     ・四六時中考え抜くルーティン:常日頃から「この話をあの社長に持ち込んだらどうなるか」を考え、朝のシャワー時に湧いたアイデアを逃さぬよう脱衣所にノートとペンを常備していた。

    0
    2026年10月12日

「伝説のバンカー」と呼ばれた男 スタートアップを圧倒的に成長させる仕事術 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    日経BP
  • 掲載誌・レーベル
    :
    日本経済新聞出版
  • タイトル
    :
    「伝説のバンカー」と呼ばれた男 スタートアップを圧倒的に成長させる仕事術
  • タイトルID
    :
    2441813
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年09月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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