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★2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」主人公・小栗忠順★
思想史学者による、本格評伝。
膨大な史料に基づき、幼少時から生涯をたどり、その思想的側面を明らかにし、〈歴史から消された近代日本の真の起動者〉の人生に肉薄する書き下ろし。
「明治国家の父たち(ファーザーズ)の一人」と、勝海舟と並び称される幕臣・小栗忠順(1827~1868年)は、幕末期の日本に近代的な制度や施設、事物を数多く導入し、当時の国際情勢を把握したうえで早くから開国を主張した、幕末を代表する傑物であった。しかし、その先見性ゆえに明治新政府から恐れられ、やがて「朝敵」として理不尽に処刑され、歴史から滅却された。
日本を近代化させる基盤を築いた偉人の人生とはいかなるものであったのか? これまで十分に描かれてこなかった幼少時から青年時を含む、出生時からの時間軸に沿ってその生涯をたどり、あまり語られてこなかった思想的源泉にも迫る。膨大な史料をもとに書かれた本格評伝。
★作品社公式noteで「はじめに」全文公開中→「小栗忠順 試し読み」で検索!
「小栗は、三河武士らしい戦国期の武士道が、朱子学、陽明学と融合した思想を、力強くその身に帯びていた。(…)彼は決して新しいタイプの人間ではなく、明らかに伝統的な、あるいは典型的な江戸時代の武士だった。そして、そのような江戸時代人こそが、苦悩しながら新機軸を打ち出し、身を切りながら制度や財政の大改革を断行したことに、私は感動を覚えるのである。」――本書より
【目次】
はじめに
序章 歴史から消された近代日本の真の起動者
第一章 非凡なる書生時代
第二章 「就職」・結婚・黒船来航
第三章 万延元年遣米使節
第四章 幕府の近代化
第五章 混迷する政局
第六章 江戸時代の終わりと小栗の死
補章 同時代人の評価とその後
おわりに
註/参考文献
【著者プロフィール】
森田 健司(もりた・けんじ)(著)
一九七四年生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部教授。専門は江戸時代の社会思想史。著書に、『石門心学と近代』(八千代出版)、『石田梅岩』(かもがわ出版)、『かわら版で読み解く江戸の大事件』『外国人が見た幕末・明治の日本』(以上、彩図社)、『なぜ名経営者は石田梅岩に学ぶのか?』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『明治維新という幻想』『江戸の瓦版』『西郷隆盛の幻影』(以上、洋泉社・歴史新書y)、『江戸暮らしの内側』(中公新書ラクレ)、『奇妙な瓦版の世界』(青幻舎)、『明治維新 偽りの革命』(河出文庫)、『山本七平と「仕事の思想」』(PHP研究所)、『異国人たちの江戸時代』(作品社、日本比較生活文化学会賞受賞)など、編訳書に『増補新版 現代語訳 墨夷応接録・英国策論』(作品社)などがある。
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