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集落内の墓地。いくつかの墓石の命日には「昭和十三年五月二十一日」という事件が起こった日付が刻まれていた――
着想の原点をたどる
横溝正史の傑作ミステリー。そのモデルのひとつとされる津山三十人殺し。犯罪史に名を残す大量殺人はどんな事件か。もうひとつのモチーフとされる落武者殺しの伝説は、どのような伝承か。「八つ墓村を歩いてみませんか?」という誘いから始まった、虚構と現実を往復する取材旅の先にあった事実とは。解説 比嘉健二
カバーデザイン 井上則人
カバー写真 関根虎洸
【目次】
「八つ墓村」は実在する――ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」
序章 『八つ墓村』とはなにか?
第一章 「津山三十人殺し」の現場を歩く
第二章 「八人の落武者殺し」伝説を追う
第三章 史実と伝説を巡る旅路の果てに
終章 幻の村、「八つ墓村」は実在する
あとがき 現実と虚構の狭間で
解説 比嘉健二
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Posted by ブクログ
蜂巣敦『「八つ墓村」は実在する ルポ「津山三十人殺し」と「落武者殺し伝説」』ちくま文庫。
横溝正史の『八つ墓村』のモデルとなった『津山三十人殺し』と『落武者殺し伝説』に迫るルポルタージュ。
昔、毎週土曜日にテレビドラマで古谷一行の『金田一耕助シリーズ』が放映されていた。当時は高校受験を目前に控えていたが、このシリーズだけは欠かさずに観ていた。その中で『八つ墓村』が何回かに亘り放映されていたのを覚えている。また映画でも『八つ墓村』は何回か上映されている。
後に『津山三十人殺し』が『八つ墓村』のモデルになった実際に起きた事件であることを知り、戦慄したものだ。『津山三十人殺し』に関連する本で、松本清張の『ミステリーの系譜』に収録されていた『闇に駆ける猟銃』も読んでいる。
本作では『津山三十人殺し』よりも『八つ墓村』のモデルとなった地域の特定に重きを置いているようで、何度も同じ記述が繰り返され、何とか1冊分のボリュームに仕立て上げたような感じだった。
本体価格1,000円
★★★
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