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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コンピュータサイエンスの創始者が、多彩な側面を持つチューリングを、その生涯を縦軸に、チューリングテストや暗号など、彼が挑んださまざまな謎を明らかにしていく。
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Posted by ブクログ 2009年10月04日
チューリングボンベの解説。アナログコンピュータの有用性(電線で結線するだけで恒等関係を表現できるなど)に関する著者の主張は興味深い。
Posted by ブクログ 2011年04月10日
”コンピュータの不完全性は、人工知能の基礎との関係で、深刻な哲学的課題を突きつけた。人間であるゲーデルやチューリングは、数学の体系や計算に不能なものがあるということを証明することができた。これは人間は計算可能なマシンではない、それを超えた計算不能な存在であるということを示唆しているのではないか? ─...続きを読む─p.56 ” コンピュータ・サイエンスの基礎を築き、第二次世界大戦ではドイツのエニグマ暗号(U-boat Enigma ciper)を解読した天才的数学者アラン・チューリング。その名は有名な「チューリング・マシン」や「チューリング・テスト」といった用語によって現在でもよく耳にするが、実際の人物像についてはあまり知られていないようであるし、彼に関する本もさほど多くないようだ。 この本はそんな「チューリングって誰?」という「問い」に見事に応えた入門書で、彼の生涯を辿りながら、その独創的な理論/業績──チューリング・マシンやチューリング・テスト、暗号解読などが概観できる。またコンピュータの開発史としての側面も持ち合わせている。 もちろんサイエンスを扱った内容のため、ときに専門的な用語も出てくるが、丁寧な説明と図示されていることもあり、イメージは掴みやすい。とくにエニグマ暗号解読のところなんかはとてもスリリングで、さすがスパイ小説/映画が盛んなイギリスだと思わせる。エニグマ暗号機の仕組みと通信方法、及び「チューリングボンベ」と呼ばれる解読マシーンの構造が示され、実際の戦場に劣らず英独の「頭脳戦」がいかに熾烈であったのかがわかる。 他にも一期一会の出会いというべきウィトゲンシュタインとの討論もやたら白熱していて興味深かった。 もっとも僕にとって重要なのは、チューリングの人物像だ。なにしろ彼はゲイであるし、そのため逮捕され有罪判決を受け、その二年後に自殺した。だからチューリングに関しては以前から興味があり、Andrew Hodges による『ALAN TURING:THE ENIGMA』(WLAKER)も手に入れたのだが、この本は500ページ以上もある大著であり、かなり専門的な部分もあるので数ページで挫折した。『甦るチューリング』では彼の同性愛の部分についてもかなり詳しく触れている。 この本を読んで、どうしても思ってしまうのは、チューリングの生物学への関心やそもそも「コンピュータの気持ち」を重要視した部分には彼の──命令系統が異なる──性的指向が関係しているのではないか、ということだ。 ”チューリングの論文「計算機構と知能」の力点は明らかにイミテーションゲームにある。ここで主張されていることは「コンピュータ」を人間と同じ基準で扱おうじゃないか」というフェアプレイの精神なのだ。事実、「数学者だって数学の証明問題で間違うことがあるのに、どうしてコンピュータにだけは間違わないことを要求するのだ」とチューリングは述べている。──p.138-139”
「科学は微分方程式であり、宗教は境界条件である。」 これを読めば、上の言葉を少しは理解できるのか? seigou1180より
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甦るチューリング : コンピュータ科学に残された夢
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星野力
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