電波の基礎と応用

電波の基礎と応用

ビジネス・実用
2,530円 (税込)

12pt

5.0

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初学者を対象に、電波全般を幅広く網羅し、平易に解説。初学者向け。

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    Posted by ブクログ

    電波の基礎と応用
    著:三輪 進
    理工学講座

    電波の基礎、電波とは何か
    電波の性質、アンテナ、電波伝搬、変調の解説書です。

    気になったのは、以下です

    ■電波とはなにか

    電界と磁界とが相互に変化しながら、伝搬していく波、電磁波という

    赤外線、可視光、紫外線、X線、γ線も電磁波です

    アンペアの法則
    電流が右ねじの方向に流れると、ねじの回転方向に磁界が発生する

    ファラデーの法則
    磁界をコイルの中で変化させると電界が発生する

    電波とは、電波法により、3テラHz以下の電磁波をいう

    ■電波の特性

    波長 正弦波における同じ位相の点の間の長さ
    周波数 f 波形が1秒間に何回あらわれるか
    誘電率 ε
    透磁率 μ
    各周波数 ω=2πf (rad/sec) f:周波数

    平面電磁波 一定方向に進む電磁波:直線
    球面電磁波 アンテナなどから放射状に広がる電磁波

    電波における電界の向き 偏波
    電界と波の進行方向を含む面 偏波面

    偏波面が時間的に変化しない電波 直線偏波
    偏波が垂直な電波 垂直偏波
    水平な偏波 水平偏波
    偏波面が回転する電波 円偏波

    位相定数 波が1単位長すすんだときに、位相がどれだけ回転をするかを表す数 κ

    インピータンス 電界と磁界の比:媒質によってきまる z

    z=√(μ/ε)真空はの固有インピータンスは、377Ω(オーム) 抵抗のこと

    ポインティングベクトル
    1㎡あたり通過する電力をいう

    ■アンテナの基礎

    電波の形で放射してくれるデバイス

    電波の発生源は、高周波電流
    磁流
    変位電流も電波の発生源となりうる

    電流、磁流と等価定理とは、3種類の発生源の間には、お互いに変換できる関係があることを示すものです

    アンテナの指向性とは、どの方向にどれだけの強さで放射するかを表すかの単位です

    放射指向性

    基準アンテナがどの方向にも、同じ電力を放射する場合は、無指向性アンテナといい、絶対電力利得という

    ■アンテナの色々

    ・線状アンテナ(モノポール)
    ・磁流アンテナ
    ・開口面アンテナ(ホーン、パラボラ)
    ・アレーアンテナ(機械走査、電子走査)

    ■電波伝搬

    ・自由空間
      電力密度
      自由空間損失
    ・反射・屈折
      ホイヘンスの原理
      反射の法則
      絶対屈折率、相対屈折率、スネルの法則
    ・回折
      幾何光学
      回折(遮蔽;影の部分に波が回り込む現象)
    ・散乱・表面波
      2次波などの再放射電波
      境界条件
      球面回折、散乱波

    ■電波伝搬

    ・大地、地形の影響
      干渉、距離パタン、ハイトパタン、山岳による回折
    ・大気、電離層の影響
      高度による大気の屈折率の変化
      等価地球半径係数
      ダクト伝搬
      降雨減衰係数
    ・建物の影響
      多重波干渉
      マルチパスフェーディング
      基地局からの距離変動、時間変動
    ・周波数による伝搬特性
      電離層の影響
      地形、大気散乱などの減衰の発生
      電波の窓(1~10GHz)もっとも使いやすい電波帯

    ■アナログ変調

    変調:伝えたい情報を電波に乗せる作業をいう

    アナログ信号で搬送波を変調すること:アナログ変調
    デジタル信号で搬送波を変調すること:デジタル変調

    変調方式
     振幅変調
     周波数変調(角度変調)
     位相変調(角度変調)

    変調波を元の変調信号に戻す作業を復調という

    ・振幅変調
      電力の搬送波の抑圧
      単側波帯変調SSB
      周波数分割多重
      残留側波帯VSB

    ・角度変調
      最大周波数変移(FM変調指数)
      最大位相変移(PM変調指数)

    ・パルス変調
      正弦波ではなく、パルスを使う変調
      PAM,PPM,PWM
      標本化、量子化、符号化
      時分割多重TDM
      同期伝送
      
      非同期伝送ATM

    ■デジタル変調

    すべての信号を1,0の符合に変換して、その符合に応じて搬送波の諸元を変化させる変調

    ・PCM
      搬送波の振幅、位相、周波数を変化させる変調
      ナイキスト周波数
    ・ASK,FSK,PSK
      アナログのAM,FM,PM対応するデジタル変調
      同期検波方式(誤り率)
    ・多値変調
      nビットの情報を同時に搬送する方式
      APK:振幅と位相を同時に変化させる
      QAM:直交振幅変調
    ・スペクトル拡散
      SS方式 信号の専有帯域幅を大幅に広げ、雑音や干渉に強くする方式
      周波数探知につよく、軍用技術に転用されてきた
      CDMA

    ■衛星通信

    ・広域性、同報性、即応性、多元接続性、伝送品質均一性にすぐれている
    ・一方、伝搬遅延、伝搬損失が大きい

    ・多元接続:MA
     FDMA 周波数分割
     TDMA 同一周波数、時間分割(バースト)
     CDMA 固有符号の割り当て+スペトクラム拡散変調

    ■移動通信

    代表として、携帯電話の解説

    セル方式 6セクタに分割、指向性アンテナを使用
     携帯
     PHS
     IMT2000が議論となっているころ、ここまで

    その他無線通信

     固定無線アクセス
      FWA,PP,P-MP
     無線LAN
      IEEE802.11、Bluetooth
     無線ホームリンク
      IEEE1394
     インタネットアクセス
      ADL,ISDN,CATV

    ■放送 略

    ■レーダ

     パルスレーダ パラボラからの送信
     CWレーダ 連続波を発射し、移動目標から反射スルドップラー周波数を計測して速度計測をする
     サーチレーダ 多数の目標の距離とアジマス角を得る
     トラッキングレーダ 追尾

    ※アジマス角:進行方向や機種の方向との角度をいう

    レータ信号処理
     反射信号や、雑音などの消去して目標のみを表示させるようにする処理をいう
     帰ってきた信号は鳥瞰図を描くため、2次元移動平均を計算して、目標物のみを認識する

    ■計測・制御

    ・レーダーホーミング
     飛翔体にレーダを搭載して誘導するアルゴリズム
     目標が舵を切ったり、速度を変えた場合に会合点(衝突予測点)をいち早く再計算して、速度と加速度を変更する最適誘導則

    ・GPS:衛星航法、航空機、自動車を誘導するために、4つの衛星をつかって、目標物に誘導するシステム
    ILS、MLS
    レーダを使う場合は、ASR,ARSR,ASDE

    ・ITS GPS等を利用した交通管制システム
     VICS 渋滞情報を収集分析して、伝達する
     ETC 高速料金の自動収集
     AHS ハイウェーの先行車との車間距離測定

    ■その他

    ・リモートセンシング 自ら電波を発する能動センサー
     マイクロ波高度計など

    ・電力伝送 電力をマイクロ波に変換して伝送する

    ・医療 電波による人体の検査、治療

    ・微弱電波の利用

    目次
    1 電磁波とは
    2 電波の性質
    3 アンテナの基礎
    4 アンテナの色々
    5 電波伝搬の基礎
    6 電波伝搬の色々
    7 アナログ変調
    8 ディジタル変調
    9 衛星通信
    10 移動通信
    11 その他の無線通信
    12 放送
    13 レーダ
    14 計測・制御
    15 その他の応用
    付録
    参考文献
    索引

    ISBN:9784501321208
    出版社:東京電機大学出版局
    判型:A5
    ページ数:178ページ
    定価:2300円(本体)
    発行年月日:2000年09月
    発売日:2000年09月11日

    0
    2024年10月20日

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