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「脱官僚」を掲げて迷走した民主党政権。日本の政治における「官僚支配」と「政治主導」の闘争の内幕を、90年代、自民党政権時代の制度改革から20年にわたって分析する。日本が再び活力を取り戻すための政治家と官僚のあるべき姿が見えてくる。
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Posted by ブクログ
官邸と与党そして官僚組織という3者の関係がどのようなものでどのように変わってきたかを、現行憲法の制定から第一次安倍政権の発足にいたるまで、具体的な政治の流れを追いながら淡々と描き出していく。著者は、90年代の政治改革・行政改革を活かして、官僚を活用しつつも官邸の強化を実現した小泉政権を評価しているよ...続きを読むうに見える。第2次安倍内閣、そしてその延長ともいえる菅内閣はじまった今、それらを著者はどう評価するのだろうか。
著者は、議院内閣制度における「政治主導」とは「内閣、とくに首相を中心とした主導」とし、日本国憲法が想定していた「政治主導」が官僚の抵抗にあいながらも歴代内閣でどのような取り組みがなされてきたのかを概括している。 中選挙区制から小選挙区制への移行が、やはり、政治主導をすすめるための重要なポイントであ...続きを読むったと指摘している。 官僚の抵抗はすさまじいものがある。しかしながら、政治を適切に動かし行くため所謂行政情報を独占している官僚の協力なくしては、一国の政治は適切に動くものではない。 政治・行政にまつわるありとあらゆる情報を政治家と官僚がいかに共有していけるのか、はたまた、共有した情報を基盤にいかに天下国家のため有機的に展開していけるのか。 ノブレス・オブリッジ、プリンシプル、プリミティブな正義感を基礎とする政治スタイルを毅然とトップが示し、官僚も喜々として協力せざるをえないようなマネジメント能力が求められる。 そのような資質を備えた政治家が所謂民主的な選挙によって国民に選出されるかどうかは大いに疑問ではなるが(涙)。
政治主導の何が善で、官僚支配の何が悪なのか、私たちが見極める必要がある。それはともかく、野田前首相はいずれ再評価されるべき政治家と思うのは、贔屓しすぎだろうか。
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政治主導vs.官僚支配
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