Posted by ブクログ
2011年03月10日
週刊アスキーに連載されている、秋葉原が舞台の異色漫画。
1回2ページしかないこともあり当初は単純な「パーツショップ店員あるあるネタ」の要素が強かったが、回を重ねキャラも増え内容も洗練されてきて、連載を通して全体的なストーリーも垣間見えるようになってきた。
「こんぱそ」という弱小パーツショップの店...続きを読む員の日常を描いた漫画だが、実はこれといった主人公はなく、回ごとに主人公が変わる感じ。
店員のひとりひとりのキャラ付けがはっきりしており、それぞれキャラの性格にしたがって自然に行動していくうちに話が進んでいく感じで、展開が作為的でなく、自然なショップの日常を感じ取れてそこが気持ちいい。どこがはっきり面白いとは言いにくいんだが、読んでいてなんとなくホンワカ擦る感じ。
「秋葉原の弱小パーツショップ」「登場人物はツインテールの女の子」といういかにも「萌え」に行きそうな路線なのに、実態はまったく萌え要素は無いのは素晴らしい。恋愛要素もほぼなし。PCパーツや秋葉原に全く興味のない人にもおすすめです。