精進料理の極意

精進料理の極意

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

4.0

「禅の料理はいきていることが特徴だ。その時季に潤沢に出廻るものを料理することが肝要」
「捨てるようなものでも必ずいかして使うのが鉄則」
「型にとらわれてやるような料理は死んだ料理である」

高名な僧侶であった著者は、「料理を上手にやる坊主は修行が留守になる」と雲水時代に戒められながらも、「いつの間にか」料理の名人になってしまったという。
禅宗の僧堂に伝わる精進料理の貴重な記録として。
菜食の知恵を伝える料理書として。
逸話豊富な食のエッセイとして。
読んで味わう〈禅の教え〉――初めての文庫化。

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精進料理の極意 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    食べ物を無駄にしない、余分に買わない、使い切る。限られた食材の中での工夫は本当にすごいの一言。

    一番食べてみたくなったのが、とろろ芋の茶碗蒸し。
    分量が細かく載っている訳ではないので、作り方はいまいち分からないままだけど「実地の経験をして、料理のお悟りを開いてもらいたい」とあったので、失敗覚悟で作ってみようかな。

    他に気になったのは、
    ・湯豆腐の締め(飯が一ぱいよけいにすすむそう)
    ・雪鍋(大根おろしをつかったぜい沢な湯豆腐)
    ・きんちゃく豆腐(五目豆腐の袋煮)
    ・浜名納豆(山椒の皮入り)


    本書の中と最後の広告欄で紹介されていた、豆腐百珍(現代語訳)にも惹かれたので近いうちに手に取ってみようと思う。


    0
    2026年03月27日

    Posted by ブクログ

    精進料理と言うと肉、魚を用いず、米麦などの穀物の他は菜類、豆類を食べるだけなのだから、さぞかしレパートリーは貧弱なのだろうと想像するに然に非ず。調理には生、煮る、焼く、蒸す、揚げるがあると言いながら、「煮る」パートだけで一冊が埋まってしまった。様々な菜の煮方に始まり、豆腐料理の数々、蒟蒻料理の数々、味噌料理の数々と、制約が大きいほど工夫の余地が大きいという好例。与えられたものを調理し、何一つ棄てず、余すところなく食べ、世に役割の無いものは存在しないのだから常に活かす道を探すという姿勢は禅に通じ、どの道を通っても同じ頂に到達するものだ。

    0
    2026年07月18日

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