Posted by ブクログ
2013年04月01日
出逢いは忘れてしまったけれど、手元から離れる度に購入し直している作品の一つ。
小国の主(一清さま)と大国の姫(千沙姫)たちの物語。
千沙姫が一清さまの国に嫁いできた日から物語は始まり、最終的にはお家騒動?に発展していくストーリー展開。
タイトル通りお伽話の世界観(リアリティー)を守りつつ、大切な...続きを読むことはきちんと伝わるストーリーになっている。
作中、度々「大人であること」と「子どもであること」のジレンマが描かれているが、互いを滑稽に描いたシーンは一つもない。
むしろ、全シリーズを通して描かれているのは、自分の大切な思いに基づいて決断し、選択できる大人であろうとする人の姿である。
大人になろうとする子どもに、やさしい大人が応えてくれる。そんな作品。