はくしむるち

はくしむるち

1,881円 (税込)

9pt

デビュー作『月ぬ走いや、馬ぬ走い』で群像新人文学賞と野間文芸新人賞をダブル受賞した大型新人が、圧倒的な筆力で描く衝撃の長篇第一作!
暴力が支配する世界に、「ヒーロー」は現れるのか? 戦争の傷が刻まれたこの島で、新しい地図を描くための「戦い」がはじまる。

きみは沖縄に生まれ育ち、ウルトラマンに憧れるオタクになった。小中学校とエスカレートする「いじめ」を生き抜いたきみは、この島を分断する「壁」に向かって、ある「計画」を実行していく――。
沖縄の今を生きる少年少女と、80年前の戦場を生きた少年兵たち。ともに白紙のような彼らを呑み込んでいく巨大で残酷な暴力に、どう立ち向かうのか?現代と戦中戦後の時空を交差させて描く、鮮烈な青春小説にして、新しい世界文学の誕生!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • タイトル
    はくしむるち
  • タイトルID
    2145865
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2026年01月28日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

閲覧環境

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はくしむるち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトル「はくしむるち」がまったく覚えられないまま読み始めた。

    90才前後のおじーを媒介にした物語だ。むるちとは、この小説内で「大蛇」として使用される。嵐のように圧倒的で、暴力装置そのものだ。紙漉きをしたばかりの白紙のようなまっさらな若者たちが、そのむるちに、いまも巻き込まれ続けている。

    若かり

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    「なーら白紙むるちぬわらばー」は琉球方言で「まだ白紙もどきの子ども」という意味。なかなかタイトルが覚えられなかったんだけど、意味がわかったから忘れなくなった。

    最近歌舞伎を見ながら感じた、同じ日本語だから、まったく意味がわからないわけではない、でもすべてを言葉のまま理解することは難しいって感覚が、

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    同い年の書き手だった。やばすぎる。勝てなすぎる。もちろん同い年だからこそいろんな要素が刺さった、という側面もあるが。

    ぼくたちの「傷」をめぐる本だった。ぼくたちは生きていくなかで様々なカルチャーや歴史に触れる。それらは単なる好みの問題ではなくて、自分の生き方とか、もっといえば傷によって何に触れるか

    0
    2026年02月25日

    Posted by ブクログ

    『月ぬ走いや、馬ぬはい』がすごくよかったので読んでみた。中盤くらいまで難しくて入り込めず。読むのやめたいなーと何度か思いながら読み進めてるふと世界に入り込めてするする読めていた。沖縄の過去と現在が絡み合い、そして未来は「はくしむるち」。また前作を読み返したくなった。

    0
    2026年04月13日

    Posted by ブクログ

    小説。最初は何が何だかわからなかった。
    構わず読み進めると、やっと沖縄の中学生が主人公であることがわかる。
    暴力とセックスに明け暮れるヤンキーたちが描かれている。
    しかし、突然終戦直前の沖縄が出てくる。ここにも暴力。ひめゆりにつながる。
    さらに、ニュースになった、警棒で若者を失明させた、その場面が登

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    戦争や男性性といった圧倒的な暴力によって蹂躙されてきた/されている沖縄に堆積した声が語る少年少女たちの青春が痛みを伴って胸に重く響きました。と同時に、この物語は沖縄という限定的な土地だけで完結するものではなく、あらゆる場所に現在進行形で生きている未完と完成の狭間の子供たち=はくしむるち(白紙擬き)の

    0
    2026年02月26日

    Posted by ブクログ

    80年を隔てた2つの時代でもがく「白紙もどき」な若者達の青春物語。人称や方言の読みづらさも、細部のリアリティや勢いと熱量に煽られて気にならなくなった。理不尽な暴力は連鎖して、人間の理性の無力さが悲しく腹立たしいけれど、物語の結末の先には希望や光を感じた。

    0
    2026年02月24日

    Posted by ブクログ

    途中まで訳も分からず読んでたけど、暴力の描写から目が離せなくなって最後まで読み切れた。

    戦中の沖縄語の描写が難しい、と少し忌避感を感じた。けど、言葉を奪われた当時の沖縄の人たちを逆説的に追体験できた。私の比じゃないくらい悔しかったし苦しかっただろうと思う。

    沖縄の基地問題が解決していない現状、本

    0
    2026年04月21日

    Posted by ブクログ

    戦争なんて、遠い昔の出来事。そんな風に思うことがいつもなんだけれど、世界や歴史や時間はずーっと繋がっているんだと思わされた作品。

    奪う人間がいれば奪われる人間がいて、やる人間がいればやられる人間もいる。そういう社会や人間の渦の中に飛び込まずに生きていくというのは、もしかしたらすごく難しいことで、自

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    月ぬ走いや、よりも格段に読みやすいがテーマが重い。沖縄で起きた戦争という暴力と地続きに現代で起きるいじめ、ネットの晒しという暴力が描かれる。暴力はどうしたら終わるんだろう、政治的なことはあまり考えないけど、今起きてることも踏まえ読んで考えさせられた。

    0
    2026年03月01日

はくしむるち の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • タイトル
    はくしむるち
  • タイトルID
    2145865
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2026年01月28日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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