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2030年は今とはまったく違う世界になっています。1995年に国家としてのピークを過ぎた日本の国力は人口減少・高齢化とともに衰えていきます。2015年にはアメリカもピークを迎え、「唯一の超大国」の地位から脱落します。経済発展著しい中国も2025年あたりを境に経済が失速、日本と同様高齢化社会を迎えます。「新しい時代に日本はどう変わっていくべきなのか」を考えるための格好の書です。
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Posted by ブクログ
予測では、寂しいことに日本は衰退の一途を辿り表舞台から消える。三流国にさせないのは、私たち一人一人でしかない。
・米国国家情報会議の作成した近未来のトレンド分析 ・大統領選に合わせ、4年1回作成される。新大統領はこのレポートディープ版で、国家戦略を練るとこと。 ・メガトレンドは、以下の4っつ (1)個人の力の増大 貧困層の縮小 地域の政治・宗教・文化的伝統とグローバルスタンダードとしての西洋的価値観の対立 ...続きを読む (2)権力の拡散 中国の地位は短命、インドが世界経済の牽引役 米国が中国にトップを譲るのは2040年 覇権国家セロの時代 (3)人口構成の変化 高齢化、都市化 (4)食糧・水・エネルギー問題の連鎖 気候変動 天然ガスの生産量増加より再生可能エネルギーは不発 ・ゲームチェンジャーの要素 ①危機を頻発する世界経済 負債が減少しているのは米国、豪州、韓国だけ 最も不安な国 日本 失速する中国と躍進するインド ②変化に乗り遅れる「国家統治力」 ③高まる大国衝突の可能性 中国/インド、米国/中国 水資源をめぐる争い ④広がる地域紛争 サウジアラビア、イランの核開発 ⑤最新技術の影響力 情報技術(データ処理、SMS、スマートシティ) 機械化と生産技術(ロボット、自動運転技術、3Dプリンター、) 資源管理技術(GM、精密農業、水管理) 医療技術(病気管理、能力強化) ⑥変わる米国の役割 覇権国から、トップ集団の1位 米国、中国、インド、日本、英国、フランス、ドイツ、ロシア ・「2030年」4つの異なる世界 ①欧米没落型→自由貿易圏の消失 ②米中協力型→アメリカンドリームの復活 ③格差支配型→アメリカ恩恵、EU分裂、アフリカ打撃、テロの温床 ④非政府主導型→強調ムード、国際社会比較的安定 GDPは②>④>③>①
色々な情報が描かれている。 特に4つのケースについては、興味深かった。 また、インドのことがたくさん記述されている点に驚きを感じた。 それに引き換え、日本の記述はとても少なかった。
本著は米国大統領が就任する際に渡される中長期的に考慮すべき事項、シナリオをコンパクトに整理したもの。 米国国家情報会議という公式な諮問機関が作成している。 冒頭に立花隆が本著の読み方を紹介しているが、この部分が最も大切なところかもしれない。本著の意義を理解することも含めて。 世の中の動きがある意味で...続きを読むここに整理されたことをベースに論じられ、決定されるている、と判断しても過言ではないかもしれない。 本著は2012年に出版されているが、同じ時期に出された英エコノミストの『2050年の世界』と併せて読み比べると、より理解が深まる。 2016年大統領選後に出版が予定される次版も待ち遠しい。 以下は幾つかの気付き。 ・今後、アジアが世界を牽引していき、特に中国とインドの成長について触れているところはエコノミストの判断と重なる部分。この確実性は極めて高いといえる。 ただ、インドとパキスタン、インドと中国間の政治的、宗教的な対立のリスクをどのように織り込むのかが難しいところ。 ・発展途上国で中間所得者層が拡大することは間違いない。この結果、経済は活性化するというプラス面がある一方、消費の拡大が資源不足に繋がること、中間層の発言力向上が政治的な不安をひき起こす可能性があること等、マイナス面も考慮する必要がある。 ・日本が世界的にも未曾有の高齢化社会を迎え、国力が低下していくと予測されている点は、エコノミストと同様。 十分に対策が打てていない、考えられていない、ことの裏返しなのかもしれない。 ・温暖化により特に懸念されるのことが氷河の消失。 例えば、アンデス山脈地域の国々では、長い乾期の間、氷河から溶け出す水が川の流れとなり、数千万人の生活を支えている。 ヒマラヤ山脈も同様。 水資源に関する紛争が懸念されている。 ・米国が『世界の警察官』としての役割が果たせなくなる可能性が高く、それに代わる枠組みを考えていく必要がある。米国のGDPに占める軍事費の比率も低下トレンドになる。(アフガン、イラク戦争時7%台から現状5%程度へ低下) ・今後の世界を大きく左右するのは、『情報技術』、『機械化と生産技術』、『資源管理技術』、『医療技術』。 『資源管理技術』の中で鍵になる分野は、『遺伝子組み換え食物』、『精密農業』、『水管理』。 ・米国経済の不安要素。 ①医療保険 ②中等教育の水準低下 ③所得分配の不均衡(格差拡大) ・オルターナティブ・ワールドということで四つのシナリオで将来を予測している。 『欧米没落型』、『米中協調型』、『格差支配型』、『非政府主導型』 この中で最も楽観的と評価されつつも、世界経済に最も良好な影響を与えるのが『米中協調型』。 米国の現在の対中国の政策を見ていても、民主化政策等で厳しいスタンスであることは不変であるものの、政治、経済共にしたたかな関係が続いているのは、このような分析も背景にあるからだろうか。
アメリカでは数年に一度、国家として世界のトレンドを調査してレポートを発表している。 今後、世界の潮流はどのように変化していくのか。 自分の今後の人生計画をたてる上で、頭にいれておくのには参考になる。 内容としても細かいデータに走るのではなく、簡潔にポイントがかかれておりちょうどよい分量。
米国国家情報会議による2030年へ向け た各国国勢の移行予測レポート。 生産労働人口のレポートについてはインド 経済が中国を追い抜くのはそんなに遠い未 来ではないとしている。 意外だったのは、ロシアの高齢化。また、 既に「○○の春」や、それらに並ぶクーデ ターは一部本書の予測を裏付けているとい え...続きを読むる。 折しもオバマ大統領訪日の折、冒頭で立花 隆氏が寄稿されているように、手元に置い て政策の先読みに資したい一冊。
・人口動態から、中印の台頭と日本の没落は避けられない、EUとアメリカも没落 ・特に日本とドイツは急激な少子高齢化に襲われる、中でも日本の債務レベルは深刻で大規模な政策変更が必要 ・水、食糧、エネルギー不足の内、前の2つは深刻化する可能性が有るが、エネルギーについては需要と共に供給も増える為、シェール...続きを読むオイルや石油発掘等、不足となる可能性は限定的 ・ITで重要な分野は、①情報技術、②機械化と生産技術、③資源管理技術、④医療技術 ・2030年のシナリオは欧米没落型(主導者不在の混乱型)、米中協調型、格差支配型、非政府主導型の4シナリオ ・日本のプレゼンスが最も高まるのは格差支配型、世界的な景気低迷で各国が保護主義的、搾取的な政策に走り、途上国が成長しないシナリオ
前半の、人口に関する予想の部分が解像度が高くて良かったです。 中盤〜後半は解像度が低くなっていってしまっている印象でした。 短く纏まっていてとても読みやすかったです。 本書内の予測 ・極度の貧困が減り、世界人口の半数が中間所得層になる。 ・先進国の多くは人口構成が成熟し、経済成長率が低くなる。医療...続きを読む費や年金に多額の資金が必要になる。 ・覇権国家が1〜2個だった今までの時代と異なり、今後は複数国家が同程度の影響力をもつようになる。それに合わせて新たな協力・話し合いのためのモデルを探っていくことが必要。 ・SNSなどの影響で、中小コミュニティや個人などが発言権を高める。国家間だけではなく利害関係者が増え、交渉がより複雑で難しくなる。 ・うまく世界が協調できれば経済成長も達成できるが、協調に失敗すれば経済成長率が低くなり貧困を減らせる速度も遅くなり、紛争が増える可能性がある。 ・テクノロジーの進歩は効率性も高めるが、テロの脅威も増している。
メガトレンド 1.個人の力の拡大 2.権力の拡散 3.人口構成の変化 4.食料・水・エネルギー問題の連鎖 ゴールドマンサックスが呼ぶ今後成長が期待できる国家11はバングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、韓国、トルコ、ベトナム。 2030年まで...続きを読むに一国で国際社会をリードするような覇権国は消滅する。 国家ではない団体やネットワークが国際社会で発言力を増す。 国際社会の傾向。 1.危機を頻発する世界経済 2.変化に乗り遅れる国家の統治力 3.高まる大国の衝突可能性 4.広がる地域紛争 5.最新技術の影響力 6.変わる米国の役割 飢饉、津波などの災害の影響も考えなければならない。 大きな視点で物事を見るきっかけになった。今後もここで見た視座を失わないようにする。
"2030年ごろの世界がどうなっているかを予測している。 この本に記載していることが、本当に実現のものとなるかどうかはわからない。 でも、ここに記載されている予測から、我が身に置き換えてどんな行動をするのか?しないのか? 漠然と斜め読みした私は論外ですが、仕事や生活設計に活かせる人がこれか...続きを読むらの社会を動かしていく人なのだろう。 斜め読みでも、同様の書籍を3冊斜め読みしたら、それなりに頭に残るものが出てくるはず。 そんな読書をたくらんで、今回は深追いしないでおく。"
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2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」
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米国国家情報会議
谷町真珠
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