被災地のジャーナリズム――東日本大震災10年 「寄り添う」の意味を求めて

被災地のジャーナリズム――東日本大震災10年 「寄り添う」の意味を求めて

2,200円 (税込)

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そこにいつもとどまり、同じ時を共に過ごし、声をつなぐ――

2011年の東日本大震災・福島第一原発事故から10年。
根こそぎ失われた被災地の風景のなかを
著者はジャーナリズムが果たす役割の意味を問いながら、取材者として歩き続けてきた。
この10年の被災地が抱えてきた問題の変容と内側からの視点を伝える論考、
復興がいまだ訪れない2020年現在の「いま」を伝えるルポから構成。
忘却に抗い、当事者の声をつなぐ。つなぎ続ける。

当事者たちと同じ時間を共に生き、その声の発信を助けて外の人につなぎ、歳月を超えて伝え続ける者が、あらゆる被災地にいてほしい。忘却される被災地が一つもないように。その願いを、東北の地の取材者から届けたい。(本書「まえがき」より)

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