Posted by ブクログ
2013年05月08日
在日コリアン二世で、脱北者支援を精力的に行ったあまり、北朝鮮から指名手配を受けた筆者が、1998年から1年間中朝国境のまち延吉市に滞在した時の記録を中心にまとめたドキュメント。
そのため本書の内容は、必ずしも最新の北朝鮮情勢についての情報が主では無い(末尾に、金正日、金正恩についての記述はあるが)。...続きを読む
しかし、北朝鮮をめぐる情勢、とりわけ北朝鮮人民の人権にかかる状況は、氏が滞在した当時から改善されたわけではない。
氏が一貫して脱北者支援をおこなっていることには経緯を評する。そして、今なお北朝鮮に拉致されたままのわが同胞の奪還にむけて、国、国民が代わらぬ決意で取り組むべきと、改めて感じる。