2兆円の無印良品

2兆円の無印良品

1,100円 (税込)

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無印良品が復活した。2025年7月時点、売上高と利益ともに過去最高を更新し、期待から時価総額は一時2兆円を突破。わずか2年ほど前まで、売り上げが伸びても利益が出ない「稼げないブランド」の代名詞だった無印が弱点を克服しつつある。何が起こっているのか。

無印は誕生から40年を越えた。始まりはスーパー「西友」の一事業として発足した、企業内ベンチャーの走りだった。「サステナビリティ」の言葉もなかった時代に「消費社会へのアンチテーゼ」を掲げ、日本の消費を変えてきた。 いま改めて、日本発「稼げるブランド」になれるのか。その戦略をひもといていく。

【目次】
はじめに
第1部 【図説】日本の消費を変えた「無印良品」40年の大戦略
Prologue
Part1 無印良品誕生とバブル[1980年代]
Part2 「良品計画」設立とバブル崩壊[1980年代末~1990年代]
Part3 無印良品の自立[2000年代]
Part4 「無印良品」という思想の拡張[2010年代]
Part5 無印良品「第二創業」[2020年代]
Epilogue

第2部 【新社長直撃】時価総額1兆円。復活した無印の「次の一手」
利益「低迷」の歴史
理想と現実のギャップを埋める
「あの」無印がCMを打つ意味
狙うは「ユニクロ規模」の大出店
「まるで文具店」からの脱却
無印社長の「使命」

第3部 【発見】幻の美容液を生んだ、無印流「ヒットの法則」
「これでいい」を追求する
「あえて」ターゲットを絞らない
「幻」の化粧品が誕生

第4部 【地方発】無印「宿泊業」で狙う、稼ぎより大事なもの
「第二の使命」実現のため
足掛け7年のプロジェクト
持続可能な「地域ビジネス」を追求
社内でリノベを完結できる
「無印村」は作らない
巡り巡って「無印」ブランドへ

第5部 【株価2倍】無印は、いかに「稼げる」企業に変貌したのか
「想定以上」の業績のワケ
見えた、苦手克服の兆し
中国も絶好調
為替効果も、利益上昇
株価2倍の真相
「利益率12%」が目線

※本書は経済メディア・NewsPicksに掲載され、現在も有料提供されているコンテンツを電子書籍向けに再編集した作品です。各種商品サービス、肩書、業績、法律などはすべてリリース時のものです。

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