他人の手帳は「密」の味 ~禁断の読書論~(小学館新書)

他人の手帳は「密」の味 ~禁断の読書論~(小学館新書)

1,100円 (税込)

5pt

3.1

2071冊に綴られた人生の断片をひもとく。

◎尾崎世界観さん(クリープハイプ)推薦!
「他人の手帳の中にいる誰でもない誰かが、『私』が何者か教えてくれる、と
この本が教えてくれる」

記録のための日記だけでなく、読み物としての日記エッセイまで、今や空前の日記ブーム。一般人の日記や手帳を2000冊以上収集、展示する活動を行い、メディアで話題の「手帳類図書室」代表が、手書きの記録を読む魅力を掘り下げます。

収集された手帳類に綴られるのは、
小さな決意や、自らを鼓舞する言葉、後悔の念などさまざま。
本来は他人に読まれる前提では書かれていない記録と1冊ずつ向き合う時間には、
人生の断片の言葉に寄り添い、書き手と対話する密やかな愉悦があります。

《同じ内面を綴るのでもSNSと手帳とではどう違うのか。生成AIが文章を書く時代に人間が手で書く意味とは何か。手帳を読む体験が、実は現代社会や現代に生きる人々を理解する鍵だと感じてもらえたら嬉しい》(「はじめに」より)

今を生きる誰かが書いた手帳類を読みこむうちに感じられる「その人らしさ」の源は何か。
市井の人々が残す小さな歴史との向き合い方の深淵に迫る異色の読書論。

(底本 2025年10月発売作品)

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他人の手帳は「密」の味 ~禁断の読書論~(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    手帳類図書室は、本室・分室1回ずつ行きました。
    大量にあるし、書き込み量が多いものもあって流し読みしても全然時間が足りないし、何度でも通いたい図書室です。

    この本では志良堂さんの手帳収集への熱意・展望についてだけでなく、他人の手帳の読み解き方や楽しみ方についても詳しく解説してくれているので、これを

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    人の手帳を収集し、鑑賞する人がいるとは…しかも無名の一般人。
    以前、イラストレーターの真鍋博の手帳を展覧会でみたことがあり、その強烈なインパクトの記憶から、手にとった。
    いろいろ鑑賞法などあり、面白かった。自分は10年以上、ほぼ日手帳を使っているけれど、あまり面白くないなーと思い、来年は面白い手帳を

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    本書のタイトルに惹かれ、書店にて購入。
    目的なく書店をフラフラする楽しさを改めて認識できた。

    本書のタイトルは、おそらく著者ご自身によるものではないと推察いたします。率直に言えば本書で紹介されているプロジェクト名や個展名のようなタイトルであれば、手にとっていなかったと思う。

    本書のか内容に触れつ

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    手帳好きとして、大変興味をそそられる本。

    私もSNSで可愛く・オシャレにまとめられた手帳を見ることが大好きですが、
    誰にも見せないことを前提で書かれた手帳は、よりその人の内部が出ていて本当の意味で使い込んでると感じられてとても好きです。

    写真付きで色々な手帳が紹介されており、書き手を尊重する姿勢

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    なるほど…。
    私がいつも好きで読んでいるような
    「手帳術」の本の事例でさえも
    あれらはどこか
    人に見られるという意識があるもの。

    そもそも本当にプライベートだと
    字の上手い下手も関係ないし
    書き込むことの時系列も整合性も
    もうなんだっていいわけだ!

    そうなると、確かに人の私生活を見る
    「蜜」の味

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    今を生きる誰かが書いた手帳類を読みこむうちに感じられる「その人らしさ」の源は何か。
    市井の人々が残す小さな歴史との向き合い方の深淵に迫る異色の読書論。

    一番興味深いのは、それぞれの手帳の記述内容だが、写真からすべてを読み取るのは厳しかった。残念。

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    私的な手帳を集める意義やモチベーションが時と共に整理されていく様は事業の立ち上げ時そのままと重なってとても参考になる。手帳類図書室に行ってみたい。

    0
    2025年10月05日

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