蛇の神 蛇信仰とその源泉

蛇の神 蛇信仰とその源泉

1,496円 (税込)

7pt

3.5

人類と蛇との交渉の歴史は古くて深い。世界の諸民族には、蛇に関するいろいろな民俗が知られている。日本にも豊富にある。しかし、家畜や狩猟の対象になる動物とちがって、自然のままの蛇の利用はそれほど多様ではない。大部分は人類が文芸や宗教のなかにえがきあげてきた蛇である。そこにいるのは、「自然としての蛇」をとおして人間がさまざまな価値を与えた「文化としての蛇」である。時に嫌悪され、時に畏怖されてきた、絶対的な他者である蛇。そのような他者なる蛇が人間の文化にもたらしてきた豊饒な世界を民俗誌からひもとく、画期的な書。文庫化にあたって、新たな学説を解説として添えた決定版!

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蛇の神 蛇信仰とその源泉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本各地の蛇に纏わる伝承から、海外の主要な神話における蛇の立ち位置までを網羅的に書き記した一冊。テーマを蛇とその周辺に集約することで、信仰がどのように土着のものと化していったかが分かりやすく記載されている。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    古より蛇は、「正・邪」「善・悪」「敵・味方」など、相反する性質をもたされた揺らぎのある存在とみなされてきたそうです。矛盾が同居させられていて、同じ神話や言い伝えのなかでもケースバイケースでどちらかに転んだ行動を取らされていたり、物語の性質によってどちらかの側に立たされていたりする生きものでした。また

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    巳年だし…と思って読んでみた。情報量すごい!めちゃくちゃ風土記を読みたくなる。
    日本人から見た蛇の呼称や神との関係、蛇信仰、世界的な蛇神話…などヘビの話しかない(当たり前)
    知らない話ばかりで面白かったんだけど、情報量が多すぎて要約とかできない。
    一つ言えるのは、日本各地で蛇に対する畏れや信仰のよう

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    国内外の蛇にまつわる文化をざっくばらんに語った本で取っ散らかっているものの面白かった。当然ながら、去年最初に読んだ『龍の起源』と重なる内容も多い。
    川崎市のネタがちょいちょい出てきて、川崎も70年前は水田地帯だったのだなぁと思わされた。
    また、沖縄のハブ除けのおまじないに詳しい。藤原秀郷を騙って蛇を

    0
    2025年01月02日

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