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Posted by ブクログ
1970年初頭、動乱のアフリカ大陸を舞台にした傑作傭兵譚。過酷な独裁者が治める失敗国家ザンガロ。資源も出ない筈だったこの小国に、膨大なプラチナの鉱脈があることを突き止めた英国の採掘企業はその強欲さを剥き出しにし、狂信的な独裁者を実力で排除して傀儡の後釜を据え採掘権の独占を図るべく、手練の傭兵シャノンにクーデター計画を持ちかける。「銀行や現金輸送車を襲うのはただの強盗だが、一国をひっくり返すのはまた別のものだ」と嘯くマンソン卿。本編の9割を埋める緻密な計画と準備、湧き上がるイレギュラーに淡々と対処していく傭兵達。そして赤土のアフリカに流れ続ける血と涙、理不尽と服従の歴史を見つめ続けて来た傭兵シャノンがとった選択とは。
「俺は戦いに行くかどうか、どこで戦うか、どちらの側に立って戦うか、を自分で決めるんだ。誰にも動かされない。政治家が、体制が俺たち傭兵を憎むのは、そのためさ。連中が俺たちを憎むのは、俺たちを支配できないからさ。俺たちが連中の命令を受けようとしないからさ。俺たちは、連中が「撃て」という相手を撃たず、「はじめろ」と言われた時に始めず、「やめろ」と言われた時にやめない。だから俺たちは無法者呼ばわりされるんだ。俺たちは契約によって戦う。どの契約を取るかは自分で決めるんだ」
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