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デジタルの力で、化石に残された謎を読み解く! CT、MRI、フォトグラメトリ、3Dプリント――デジタル機器の活用により恐竜研究は大きく様変わりした。そのトップランナーは、どのような研究の日々を送っているのか。岩石に埋まって見えない化石を透視? ティラノサウルスが実は繊細? 3Dプリンターで全身骨格標本をつくるなど、新種・新発見が続出の恐竜研究最前線をご紹介。
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Posted by ブクログ
これまでの恐竜普及書ではあまり知ることのできない、デジタル手法による古生物研究について非常にやさしい文体で書かれておりとても読みやすい。これからの時代の恐竜研究への期待に胸が膨らむ。
面白かった。恐竜の化石の発掘から展示までの解像度が、この書籍を通じてかなり高くなった気がする。クリーニングに手間がかかっている様は博物館で目にしていたが、それだけでなく、思っていた以上人手のいることなのだなと。 随所で著者のマニアックさが滲み出ていてよかった。 それから、つい博物館で、「レプリカ」...続きを読むとか「複製」とか書かれていると確かに少しがっかりする側面が今まであったが、実はあれ自体でも内容によっては研究できるくらいだったり、骨を物理移動させなくて済むから破損とかの恐れもなくて安全とかのように、違った側面を理解することができた点はとてもよかった。
化石に対してとにかくCTスキャンをしたがるCTハラスメントが面白かった。ただし、手法として最初からCTを用いようとしていたのではなく、あくまでツールのひとつという認識で研究している姿勢と、前処理など意外とアナログな段階を踏まなくてはいけないことに驚いた。優れたツールも使い方が大事ということ。
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河部壮一郎
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