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私たちの生活に欠かせない 橋や電車、水門、トンネル、道路、ダムなどの 土木構造物「ドボク」には 実はすごい技術や奥深い歴史が詰まっています。 どうしてこんなに形になったのか? こんな大きいものをどうつくったのか? 素朴な疑問から、見どころ、 写真を撮りたくなるポイントまで 知ると世界が変わる ちょっとマニアックな東京のドボクを巡ります!
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Posted by ブクログ
東京の橋をはじめとしたさまざまな土木物件を地図や写真とともに案内している。東京は地元ではないが、何かと訪れることはあるので、今まで見てきたものに実はこんな隠された物語があったのだと発見があったり、次に訪れるのが楽しみになるような事柄がいろいろと紹介されている。写真もきれいで、読んでいても楽しかった...続きを読む。
東京という都市を、その前身の江戸を含めて歴史の「主人公」と感じるようになったのは門井慶喜の「家康、江戸を建てる」と読んだあたりからだったような気がします。(さかのぼれは荒俣宏の「帝都物語」という作品もありますが、その時は歴史の「主人公」というより「舞台」としていか感じていなかったように思います。)ち...続きを読むょどその頃はTOKYO2020に向けての工事もさかんで1964年のような東京大改造が行われるような気分になっていたかもしれません。同じタイミングでオスカー・ニーマイヤー展に行って首都を作るというダイナミックなデザインに魅了されたりもしました。ただ一人の天才の構想によるゼロからつくった人工都市ブラジリアと、家康を祖としながらもそれ以前の太田道灌を含め長い時間をかけてアップデートを重ねて来た江戸・東京の違いに「首都力」の差を感じたりしました。その後、出会ったのが陣内秀信の新書「水都 東京」です。江戸・東京アップデートの大きなテーマが用水、治水、交通網としての「水の流れ」であることを教えてくれました。そして今年読んで出色の面白さだった鈴木浩三の新書「地形で見る江戸・東京発展史」でもまさに江戸・東京が大火に見舞われながら「水と生きる(!?)都」として改造を重ねて来た歴史を図表で示してくれました。実は本書は、そんな文脈で手にした訳ではありません。たまに行う東京街歩きのコース設定に目印としてのランドマークを見つけようとしただけです。しかし、取り上げあれている土木建造物が「水」との関係によって作られたインフレであることにびっくりしました。東京の数々の橋に込められた物語とデザイン、今までは漫然と渡っているだけでしたが、これからはちょっと意識したいと思います。隅田川にかかる橋をジグザグと渡るコースも面白いかも、です。1964年の東京オリンピックの首都高建設に象徴されるように、江戸から東京への近代化は「水都」を暗渠化することだったかもしれません。この写真集が紐解いてくれるインフラの物語とデザイン、そして数々の土木建築家の人生を楽しむことは、その覆いを外すことなりそうです。なんだかよくわからなかったTOKYO2020のその先の東京の物語もそこら辺から始まるような気がします。それにしても神田川・環状七号線地下調節池、一回潜ってみたい。
土木というより橋梁の本!という印象で、よりマニアックな内容に感じたけれど、かっこよくて美しい写真と共に紹介される歴史がとても面白かった‼️ 中島鋭治さん・・・日本の水道の父 秋葉原の仙台堀 隅田川の橋のライトアップやその他多数の橋の紹介があったけど、結局1番気になっているのは、まいまいず井戸と下...続きを読む水道跡地(笑)
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北河大次郎
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