暴力を手放す 児童虐待・性加害・家庭内暴力へのアプローチ

暴力を手放す 児童虐待・性加害・家庭内暴力へのアプローチ

3,168円 (税込)

15pt

5.0

支援の現場で出合う暴力は,本質的には防止や制圧をするものではなく,クライエント自身が主体的選択として「手放す」ものである。しかし,クライエントは欲求や感情を言葉ではなく暴力という対処行動として表出し,そのことに苦しむ場合でも自ら援助を求めることはほとんどない。なぜなら,援助を求めるとは欲求や感情を言葉で表出することそのものだからである。その結果,暴力を振るうクライエントへの支援は困難を極めることになる。
本書では,暴力の定義,起源,要因を解説し,医療・司法・福祉各領域におけるDVや児童虐待への支援実践を概観しながら,思春期以降の児童から成人までを対象とした暴力を手放すための四つのフェーズからなる支援モデルとセラピストの適切な「ありよう」を提示する。
また,児童による性暴力と施設における暴力についての支援モデルを適用した二つの事例と,最終章で著者が提言する「情理の臨床」を通して,暴力を手放す臨床心理学的支援に迫る。

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暴力を手放す 児童虐待・性加害・家庭内暴力へのアプローチ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月31日

    著者は児相で児童心理司として勤務していたのだそう。
    事例はその時の経験から引かれていたので私にはとてもよくわかったが、児相の援助がどういう風に体系づけられて、どう進むのかを知らないと、ちょっとわかりにくいかもしれない。
    前半は、暴力について、その歴史や生物的社会的要因、社会的支援について、後半は実際...続きを読む

    0

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