三途の川アウトレットパーク 4

寺田浩晃

希望と救済の人間ドラマ、完結巻！！

綺麗なもの見つけるの、得意なんだ。

死者が訪れる、三途の川の手前にあるショッピングモール「三途の川アウトレットパーク」。
そこでは前世で貯めた徳を使い、来世用に買い物が出来るという。
アウトレットパークの案内人・烏目は、そこで様々な死者の生き様や、来世への思いに触れる。

200年もの間、様々な死者の生き様や、来世への願いに触れてきた。
数え切れないほど罪と罰を送り続けた案内人・烏目。
どうか今回ばかりは、彼の願いを見届けて。

希望と救済の人間ドラマ、完結巻！！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 少年マンガ
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: サンデーうぇぶり
• 電子版発売日: 2025年05月12日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 86MB

[ブクログ · ★★★★☆]

バッドエンドより。
2人には来世で一緒に幸せになってほしかった…
烏目の犠牲と引き換えに悪者が野に放たれてしまった感じがある。
朝日屋は今のところ何もしてこないどころか世のために貢献していて、兎にも手を出すことはないけどこれから第二の兎を生み出さないとは限らない。

[exelance · ★★☆☆☆]

他の方のレビューでも書かれているが、かなり後味の悪いバッドエンド。女の子を監禁し強制的に○○していた悪人がルールの抜け穴を使ってその後も好き勝手しながら幸せな来世を送り続け、○○されていた被害者の女の子は好きな男と永遠に結ばれない寂しい来世を送り、主人公にいたっては魂レベルで存在が希薄になって浮遊霊のような抽象的で不確かな存在になる（ある意味では永遠に苦しむのでは？）。「徳」をテーマにした作品なのに最後は、徳のない人間が裁かれないまま一番幸せになり、徳のある行動を取った人間が理不尽に裁かれ一番不幸になる。
１～３巻の各エピソードから鑑みるに、作者は意外な展開を作ることに力を入れているみたいなので、本作のラストも完全なバッドエンドにして意外性を出そうとしたのかもしれないが、これは意外というより期待外れである。

もしヒット作品がこんなラストになったら（某アイドル漫画みたいに）間違いなく大炎上しただろうから、あまりヒットしなくて逆に良かったのかも。