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Posted by ブクログ
著者の、各地の伝統・文化や環境に対する深い敬意が感じられる内容。捕鯨やイルカ漁に関わる人々に対する思い、それに反対する組織・団体とのやりとり、そしてウェールズ系日本人としてどちらにも理解を促す姿勢…これらをごくごく個人的な感情・経験(家族との不和、自身の経歴など)と並行させ語ることで、より読み手に深く訴えかけている。
捕鯨文化を複雑にしているのは、著者も含めて関わる全ての人が葛藤や矛盾を抱えていることだろう。もはや日本人でさえ葛藤や矛盾なしにこれを語ることはできない。
だが文化に対する葛藤や矛盾は世界中どこにでもある。
一方の価値観をただ“感情的に”押しつけるのではなく、このように実体験として熱く語ることができれば、もう少し異文化理解も進むのではないだろうか。
心は熱く、頭は冷静に、の好例。
Posted by ブクログ
最近また「シーシェパード」が捕鯨調査船に対して嫌がらせをしているそうです。
※シーシェパードは米国FBIから「エコテロリスト」と認定されています。
この本を読んで私の考えは大きく変わった様な気がします。
以前は捕鯨は絶対必要だ!と目くじらを立てていましたが、捕鯨反対国との妥協点を見いだせないのだろうか?と何となく思う様になりまいた。
ただ強固に反対している豪州等は牛肉消費を押し上げたいためにシーシェパードを操っている事や反捕鯨は偏見だらけの反日運動になってしまっている様なのでまだまだ難しいとは思いますが。。。
C.W.ニコル氏は食とお酒が大好きな様で食のシーンがよく出てきます。鯨の心臓もとっても美味しいそうです。ホント鯨は捨てる所がないのだなぁと。
最後の言葉に納得させられました。
「二十世紀を迎えた今、クジラにとって最大の脅威はもはや捕鯨船ではない。それは化学物質による汚染や騒音公害、地球温暖化による環境破壊だ」
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