ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
住む人を失い、取り壊されるのを待つばかりとなった祖父が暮らした家。祖父の一周忌でその家を訪れた莉子は、庭の蓮池が見える広縁で、老婦人からふしぎな話を聞く。「あのつぼみの中には何が入っているか、ご存じ?」そして、蓮の花が開くとき、時間を越え、少女はいつかの夏へと旅をする。それは、かつてこの家で暮らした人々の想いをたどる旅でもあった。タイムファンタジーのオールタイムベストが、ここに誕生しました。
ブラウザ試し読み
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
何より先ず、ハードカバーが素敵です✨✨✨ほんまに田舎の夏の朝の情景をありありと目の前に思い出させてくれる、ノスタルジックな描写に心が洗われました。じぶん、田舎 ないんですけどね(笑)手もとに置いて何度も読み返したい作品です
主人公と一緒に時間を旅しているような感覚になった。 読後は優しい気持ちになって今をより大切に生きようと思えた。 当たり前にある身の回りの環境も長い年月の中で少しずつ変わっていて、たくさんの人達の物語を紡いできているのだと思った。
再読。蓮の花が咲くこの時期に読みたくなる本。文章から感じとられる景色がたまらなく清々しい。莉子とおじいちゃんはもちろん、おばさんとの関係も愛おしく、何度読んでも暖かな読後感が残る。
今年の課題図書ですが、まずこの装丁に一目惚れ。こんなに綺麗な装丁初めて見ました。 紅色の花をつけた一面の蓮の花の上に、半透明の白のカバーがちょうど朝もやのようで、溜め息が出るほどの美しさ。まさに作中に出てくる夏の朝の光景を見ているよう。 カバーをめくってみるとわかりますが、実際に描かれている蓮の花は...続きを読むはっと息を飲むぐらい色鮮やかなんです。もう、この装丁を見ただけで買って手元に置いておこう!と思いました。 本田さんの心が洗われるような綺麗な文章にぴったりのイラスト。挿絵があるのも嬉しかったです。 ストーリーもすごく良かった。小さい頃ときどき遊びに行った母の実家の匂いみたいなものをなつかしく思い出しました。 蓮の花のエピソードが素敵。
2015.5.21 2015読書感想文課題図書。 中学2年の女の子が、祖父の家で不思議な体験をする。 「あのふっくりしたつぼみの中には何が入っているか、あなた、ご存じ?」 蓮の花が開くとき、祖父や母たちのいた時代にいきつく。ちょっとしたタイムスリップものかと思ったけれど、忘れていた自分の体験を思い出...続きを読むすことができた。 近しい人の死は悲しいだけではなく、大切なことを思い出させてくれるきっかけにもなるということなのかなと思いました。 著者の『未完成ライラック』が好きだったこともあり、懐かしさも感じることができた一冊でした。
子供の頃、夏休みに祖母の家に泊まった時の光景が蘇ってくるようで懐かしい気持ちになったし祖母に会いたくなった。 蓮のつぼみが開花すると共に人の想いを放つ、その想いを受け取った主人公と家族の関わりに心があたたかくなった。 蓮の実ご飯食べてみたいしおばあちゃんに会いたいな、おじいちゃんにも会ってみたかっ...続きを読むたな
夏のノスタルジーを感じる作品を探していて出会った本。美しい装丁にも惹かれた。 亡くなった祖父の家の庭で夏の朝に蓮の花が咲く時、莉子は祖父の過去へと誘われる。蓮の花のつぼみは『想い』をためていて花開く時に解き放たれるという祖父と家族と蓮の花の物語。 中の挿絵も美しく、夏らしいノスタルジックで素敵な...続きを読む物語で最後まで読むとまた最初から読み直したくなった。そして蓮の花の咲く瞬間を見たくなる。 『トムは真夜中の庭で』『黄色い夏の日』が好きな人にはおすすめしたい。
大きな緑の葉の先に、紅色の蓮の花。表紙の絵がとてもやさしい。夏の朝、広縁から見える蓮池。蓮の花は4日間咲き、開花時間は午前の数時間。開くとき、ぽんという音がするらしい(?) ふわっと包み込まれるような幻想的な情景が浮かびそう。ぜひ見たくなった。 莉子が、亡くなった祖父の家へ泊まり、夢の中で過去へ遡る...続きを読むファンタジー。小さな謎がタイムスリップするうちに、解き明かされていく。 未来からやってくるという設定が面白かった。過去という形跡があり今が存在している。そんな想いを馳せる時間があってもいいと思った。セピア色の古い家族写真を見ているような懐かしい気分になり、読んでいるうち祖父母の顔が浮かんだ。
先ずは本の装丁が好き。 そしてタイトルも良い。 ファンタジーだけど、有り得そうな設定。 この家を壊さないでと願ってしまったが、古くて手入れが出来ない古い家は日本のどこにでもあるんだろうな、と。 しかし物語と言えど、この家の蓮の時期に見てみたいと思った人も多いはず。
主人公の少女の素直な心と、少女を取り巻く(平凡ではあるけれど)優しい大人たち、そして美しい挿絵。そして舞台は夏の朝。 とても爽やかに心を洗ってくれるような物語でした。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
夏の朝
新刊情報をお知らせします。
本田昌子
木村彩子
フォロー機能について
「児童書」無料一覧へ
「児童書」ランキングの一覧へ
一覧 >>
▲夏の朝 ページトップヘ