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大漫画家であると同時に二人の娘の父であった水木しげる。その姿は、次女からどう見えていたのか!? 幼少期の思い出から、父・逝去後まで……娘としてずっと傍で”お父ちゃん”を支えてきたからこそ書ける、水木サンの魅力的な素顔に迫るエッセイ集。 家族のこと、仕事のこと、すきな食べ物のことなど、家族でしかしならいレアエピソード満載。 貴重な写真の数々も収録。生誕100周年の記念文庫化にあわせて、悦子さんの書下ろしエッセイを収録。
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Posted by ブクログ
大好きな鬼太郎の水木しげる先生のお話。 先生の人柄が面白い。 家族は大変だと思うが、その大変さを娘さんは表に出さないし、すごい。 私なら我慢できずに喧嘩しちゃいそう。 左手がない状態で、どうやって自転車に乗ったのか気になった… 今じゃ片手で運転したら怒られそうだが… 貧乏な時に、お金が入ったら ...続きを読むまず兄家族に渡す… これはね、絶対に怒ってしまうと思う。 自分たちでさえ、満足な生活してない時にそんなことされたら… でも、家族だからと言う先生の優しさは間違ってない。当事者でないから、そう思えるが当事者だと頭にくるだろーに。 先生の最後 大変だったんだな。 病院側がマスコミに漏らすのも勘弁してほしい。 個人情報もない…
水木先生、けっこうワガママだったんですね。 そしてどれだけ家族に愛されたか。 素晴らしい家族ですね。
次女悦子さんから見た水木しげるさんの日々の様子。ユーモアたっぷりの水木しげるさんや布枝さんとのやりとりから、うらやましいほどの家族の仲のよさがよくわかる。 悦子さんがいじめにあって死のうと思ってひらきなおっていたときに、さりげなく語った水木しげるさんの言葉は、覚えておこうと思った。 飄々とした笑顔の...続きを読む水木しげるさんの写真を見ると、戦争で悲惨な体験をしたがゆえに、おおらかな気持ちを持てるようになったのかもしれないと思った。
水木しげるさんの「友だちは作らない」という心情にすごいな、と思った。 彼はつくづく人間がでかい人なんだなあ。
偶々手に取った新刊。とても面白いエッセイだった。水木しげるさん初め、そのご家族の個性も際立ち。 ちょっとさくらももこさんのエッセイを彷彿とさせるようなタッチでもあった(これは個人的な感想)。 しかし、最後は思いもよらず泣かされた。
今年はマンガ家水木しげる氏の生誕百周年になるらしい。 水木氏の次女悦子さんのエッセイ集。主に水木氏の晩年のエピソードが描かれているが、著者の子供時代の思い出も描かれている。 「父と心配」、「父と虫」、「父と戦争、そして鬼太郎」の各エピソードには、特に惹かれるものがあった。特に最後あげたエピソー...続きを読むド、戦場を片腕を失いながらも生き延びた人の言葉には重みがある。
今年2022年に生誕100年を迎えた昭和の漫画界の巨星・水木しげるの次女が書いたエッセイ。水木の妻・布枝さんが著した「ゲゲゲの女房」は、NHKの朝ドラや映画にもなった大ヒットで有名だが、娘が著した「父親」像、「家族」像は新鮮で、最初から最後まで興味深く読めた。 しかし、いやはや本当に、大正生まれの戦...続きを読む争サバイバーの方々はお強い!!! 現代を生きる我々昭和・平成の人間がまるでひ弱な新人類に思えるほど。90歳を超えてもなお健啖・剛健でおられた水木の日々の様子がイキイキと描かれる。 中でも圧巻は、水木の晩年から不運な最期までを記した最終盤。最後まで奇跡を信じる著者や家族のアツい想いが気の毒でもあり、神々しくもある。 戦争で片手を失い、極貧を味わい、様々な苦労を重ねて来られながらも、希望を失わず、並外れた好奇心と柔らかなユーモアで、我が人生を楽しみつくしたスバラシイ一生だったこと、間違いない。その意味で、実に爽やかでウラヤマシイ方なのだ。
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