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親の介護は、遅かれ早かれ、いつか、突然やってくる。著者にとって、それは30代のときだった。 父が若年性認知症となり、同時期に母が末期がんを宣告され、突如として介護キーパーソンに!! 本書は、そんなダブルケアの日常をほのぼのとコミカルに描いたイラストエッセイ。 幻冬舎×テレビ東京×noteコミックエッセイ大賞にて準グランプリを受賞したブログに、新たに描き下ろしマンガを加え、書籍化。
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Posted by ブクログ
お母さんが亡くなったシーンで大号泣しました。お父さんの認知症は徐々に進行していくけど、お母さんのガンは急速に進行していって、お父さんは認知症でお母さんもとなるとどうしていったら良いのかわからなくなると思う。そんな中でも筆者は思ったことを文字に書いて言語化し、後から見返すなどすることで客観的に今の状況...続きを読むを捉えようとさていたところが凄いなと思った。また、社会的処方というものもあるので自分も使ってみたいと思った。「決断はその都度変えていいんだよ」という看護師の方の言葉は自分の人生の中で非常に役に立つ言葉だ。目まぐるしく変化する状況の中でその都度考えて判断することが必要だと学んだ。介護が自分もすぐにくるかもしれないしまだまだ来ないかもしれないが、その都度その都度判断していきたいし作中でも沢山言われてきた今ここにある日常、当たり前を当たり前と思わずに行動していきたい。
父はガンですでに他界しているが、父が闘病中だった頃の自分と重ね合わせたりしながら読んだ。今は母も元気だけれど、そう遠くない未来の母の介護も、自分ごととして考えなくてはならないと改めて感じた。 ガンや認知症がテーマではあるけれど、暗くなりすぎず、漫画やイラストもあり読みやすかったのも良かった。 また、...続きを読む認知症の父親に対する温かい眼差しや、不確かなものの中に生きる父親を、確かなもの、娘の存在や父親が好きなもの、好きな曲、DVDなどを出して照らし出すことができると表現されていたのがとても印象的だった。 読後、あたたかな気持ちになれた。
1番印象に残ったフレーズは 「罪悪感がなかったかといえば嘘になる。だけど結局決断の時にいつも思うのは、「父のために何かを我慢したら、結局父をうらんでしまう」ということだった。」 という部分でした。 頭では病気のせいだとわかっていても心が受け入れられずイライラするやりとり。嫌だけど向き合わないといけな...続きを読むい下の世話。日々追い詰められて余裕を失って、あらゆる場面で我慢する選択をしてしまっていたけど、母を恨む前にどうしたらやりたいことができるかを立ち止まって考えるべきなのかも…とはっとさせられました。 そして、筆者の母が亡くなる場面では、父の死を思い出し、葬儀の場面では涙が止まらなくなりました。 その場面で父のことを思うと同時に、今イライラすることはあるけれど、やはり母には生きていてほしいとも改めて強く思いました。 この筆者の壮絶なワンオペ介護は半年で終わったようだけど、私はどうなるか…介護は平均20年とも聞くので途方もなく実感も湧きません。半年は短いじゃないかと羨ましくも思ったけど、母を恨む前にできる方法を見つけてやりたいことを諦めずに生きていきたいです。
私は看護師として一般病棟で勤務しています。認知症の方、癌と診断されこちらが想像してもしきれない苦痛を抱えている方、家族が病に犯され1番知っている存在のはずが自分の目を疑わなければならない様な状況に突然陥ってしまう家族。私の日常には仕事という場の中でそのような方たちと関わることが多いのでこの本を読んで...続きを読むいてわりとすんなり読み進めることが出来ました。しかし、やはり看護師として毎日そういった方を目の前に業務を行なっているため1番大切で忘れてはいけないことを改めて実感しましたし、ずっと心に留めておこうと思っていてもふと振り返った時にそうでは無い場面の方が多かったことに反省をしました。私の日常には病だとか、苦しむ人だとか判断を迫られる家族の姿があります。ですが普段医療から程遠い生活をしている人々にとってそれは人生の特大ブラックイベントであり目の前の景色が急変する出来事なのだということを。そして、自分自身の家族がもしもこうなってしまったら、自分では看病や介護が難しいけれどとても大切な大切な家族を任せなければならないという状況になったら。他の人に任せてしまう罪悪感を抱きながらも1人で生きていくことが困難になってしまった大切な存在がどんな場所でどのような扱いを受けるのか、不安も大きいと思います。 やっぱり私は患者さんやご家族の方が安心して、自分の命を謳ってその人らしく生きていくことをサポートし続ける看護師でありたいなとなんだか初心をも思い出しました。
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32歳。いきなり介護がやってきた。
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あまのさくや
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