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世界26 か国80 都市のピクトグラム約1000点の写真を収録した図鑑。駅や空港のサインデザイナーである著者が世界で撮影したピクトグラムの写真を項目別、国別に分類し、わかりやすく解説しています。
項目別のページでは、非常口やトイレなどのアイテム別にピクトグラムを分類し、国ごとの表現の違いを一覧できます。また、国別のページでは、イタリアのスリ注意やタイの僧侶用優先席の表示など、その国らしいピクトグラムも登場。ピクトグラムを通して、世界の文化や風習の違いを垣間見ることができます。
ピクトグラムの選定にかかわる専門家がユニークで鋭い視点からピクトグラムを紹介した今までにない一冊です。
タイプ・ディレクター、小林章氏推薦
「一般の旅行者の目線と専門家の目線とをあわせ持つ本」
この本は、これまでのサイン関係の資料と違って、サインデザインの専門家でない人たちと距離がとても近いです。標識のピクトグラム化された人物を「かっこいい」とか「カワイイ」とか言っているあたりはまったく一般人の感覚ですが、実はこの著者の児山氏は JSA(日本規格協会)とISO(国際標準化機構)の委員なのです。日本の主要な空港や交通機関のサインを手がけ、海外での会議にも参加している専門家の目線からの解説もありますし、国ごとの比較ができるように膨大なサインをテーマ別に分類してあるところも親切です。
巻末のエピソードでは、海外出張の空き時間を使ってサインの収集をしようと子供のように走り回る児山さんの姿が浮かんできます。道路標識の「止まれ」文字の各国での使われ方を集めてきた私には、その気持ちがよくわかります。この本のおかげで、私はいつでも世界旅行ができます!
Posted by ブクログ 2021年11月24日
著者もまさかオリンピック開会式でピクトグラムがあそこまで注目されるとは予想していなかったろうが(21.8.15発行)、時期に合った出版です。
あるようでなかった図鑑。著者の最大の趣味は、街歩きや空港待ち時間でのピクト採取らしい。よって、同行の妻や仕事仲間からは「つまんないやつ」という評価らしい。で...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月24日
案内図記号の国際委員・国内主査の著者による、ピクトグラムについての真面目な写真集です。
面白味を求めたものではなく旅先での研究資料収集といった内容なのですが、見ていて楽しいものもちらほらとありました。
国によって微妙に異なるのは当然ですが、そこに絶妙な笑いも潜んでいます。
言葉に頼らず相手に意味を伝...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月14日
オリンピックで一躍話題になったピクトグラム。
それを研究(というか愛好)する職業があることにまず驚き。
五輪で最初にピクトグラムが採用されたのはなんと1964東京五輪のときだと書いてありまた驚き。
だから2020東京五輪でああいうピクトグラムの演出があったのね。
ジャンルや国別にさまざまなピクト...続きを読む
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