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グッとくる
エロはないけどしっかりしたBLです。でもただのBLではありません。
心の傷が限界を超えた主人公が、ある時怪獣になってしまうという突飛な設定は、一見虚構を描いているのに、もしかしたら自分の身の回りでも起き得ることなんじゃないかと思わせる強いリアリティーを秘めています。
キャラクターの心理描写も巧みで、「彼女が好きなものはホモであって僕ではない (浅原ナオト著)」や「スヌスムムリクの恋人(野島伸司著)」のように、単純にBLとカテゴライズできない作品性を感じました。
読んだ後には、カテゴライズという行為自体がナンセンスで、安易なカテゴライズは誰かを怪獣にする行為なのではないかと考えさせられます。
本音を言うと(自分が読んだ限りの)LGBT物にマンネリを感じた...ので、これを読んで本っっ当によかった。創めてが同人誌だったからか、誠意に溢れてより独特に感じる。怪獣を通して現代に応える具合がいい。読み終わってから表紙を見て、見事に納得。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙に惹かれて購入
ドラゴンみたいな怪獣可愛いしコミカルな話かと思いきや全然違った
良い意味で裏切られた
黒田先生みたいなやついるんだよなぁ
本人は悪気なんてなくむしろ自分では良い人間のつもりで周囲からも評判よくて
だからこそナチュラルに偏見にまみれた発言もするし聞いてる方からするとこれが世間の反応なのかって自分の異端さにみじめな気持ちになるのがほんと辛い
主人公の安良城くんは周りが見えすぎるぐらい見えてる子だから黒田先生の悪いところも冷静に分析できるのにそんな相手に恋してるものだから黒田先生の無神経さに傷負うとこが悲しくなる
かぶりもののようなコミカルな頭部なのがより悲しさを際立たせるんだよなぁ…
うわっつらだけの好きだよで最悪の進化遂げるシーンの痛い痛いっは心の悲鳴あげてるように見えた
いじめっこの成瀬くんは許されたものではないけど自分の性嗜好を否定してくすぶってる自分とは対照的にまっすぐで怪獣になってもゲイをカミングアウトしても尚超然としてる安良城くんを誰よりも成瀬くんこそが評価してたんだろうなって読み進めていくうちに思える
「他人なんかに認められなくても
そんなもん蹴散らしまくって生きていける
強ぇ胸糞野郎じゃねえのかよ!」
この言葉にそれが凝縮されてると思った
ほんとうに良い漫画、ゲイでなくても己の在り方を考えさせられる作品でした
てっきり偏見まみれの黒田先生がおのれの偏見を認め変わっていくエンドかと思いきや元からなのか安良城くんを救えずにやさぐれたのかはわからないけど笹岡先生に喰いちぎられてもあんまり同情できないなぁW
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