観光公害――インバウンド4000万人時代の副作用

観光公害――インバウンド4000万人時代の副作用

924円 (税込)

4pt

3.7

インバウンドの増加は、旅行者による消費拡大という恩恵をもたらす一方、マナー違反や環境破壊、住宅価格の高騰などの副作用も生んだ。それが「オーバーツーリズム」=「観光公害」である。観光公害に見舞われる京都に住み、大学で「観光学」を教える著者は、日本各地のみならずヴェネツィアなど海外の観光地にも足を運び、徹底したフィールドワークで観光公害の実態と解決方法を提示する。

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観光公害――インバウンド4000万人時代の副作用 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年09月04日

    観光について研究し京都に住む著者が見る、京都の混雑とその対策を足掛かりに、たくさんの観光客が来訪した際に引き起こす問題点を考える。
    現地の人の生活と観光客とのバランスのとり方、公共交通機関を現地の人と観光客で完全に分けたり価格を分けたりする対策、観光資源への入場制限など、各地でそれぞれに取られている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月15日

    <目次>
    はじめに
    第1章  変容する千年の古都~観光客と地元住民。軋轢が生まれている京都の現実
    第2章  「観光公害」とは何か~インバウンドの「数」と「質」の問題
    第3章  日本各地の「オーバーツーリズム」~北海道から沖縄まで。こんなところにも観光公害が
    第4章  「海外の有名観光地」の現実~「世...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月15日

     コロナ禍で「ちょっと一服」感もあるが、少し前までしきりに騒がれていたのが本書のタイトルにもある『観光郊外』だ。

     本書は世界各地の有名観光地で起こっている観光郊外や外国人排斥運動などを取り上げている。確かに深夜まで騒がれたり、むやみやたらとカメラを向けられたりした、怒りたくもなるだろう。

     観...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月29日

    仕事でインバウンド振興をやっていたけど、表面的な取り組みだけでしたね。この本を読むと、地域住民との係り方など一筋縄ではいかない課題が挙げられています。日本が今後インバウンド振興に取り組むと同時に、日本自体が貧しくなっていくと、より顕在化しそうですね。

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    Posted by ブクログ 2019年10月20日

    インバウンドの陰の部分を鋭く突きます。インフラ整備が追い付かない、日常生活者との軋轢など現に生じている問題を紹介&解決に向けた取り組み事例も紹介。とにかく人を呼び込むだけでは観光地そのものが疲弊し魅力を失ってしまいます。これからの日本が正面から向き合わなければならない問題です。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年02月05日

    日本特有になっているオーバーツーリズムに対し、他国での市民との共存した施策は非常に興味深い。
    これが新たなビジネスチャンスになるであろう側面もあるので、興味深い1冊でした。

    0

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