現代科学を背景として哲人たちに学ぶ——知の総合と生命——

現代科学を背景として哲人たちに学ぶ——知の総合と生命——

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ヒューム、カントからサルトルまで。科学革命を論じる著者が、伝統的哲学への深い連帯を表明!

カントの『純粋理性批判』は「ア・プリオリな総合的判断」なるものが存在することを前提としている。しかしそれは、20世紀初頭の物理学革命において、カントが考えたようには成立していないことが示された。それでは、『純粋理性批判』は現代のわれわれにとっていかなる意味をもっているのか。また、20世紀半ばのDNA構造決定を端緒とする生物学革命が実際ますます明らかにしつつあるのは、生命は物理学や化学に還元できないということである。本書では、哲人たちの古典的諸著作の現代的意義、およびその行き着く先を考察する。

【目次】
はじめに
一章 ヒュームあるいは因果性の問題
二章 それではカントは何をしたのか?
三章 弁証法的ヘーゲル
四章 厳密なフッサール
五章 ニーチェ=ハイデッガーの「力への意志」と正義
六章 フロイト、抑圧と闘う
七章 マイケル・ポラニーの個人的知識
八章 意外な二人、ポラニーとサルトル
九章 サルトルの弁証法的理性
十章 生命:全体化作用の根源

【著者】
唐木田健一
理論科学者。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。もと富士ゼロックス株式会社基礎研究所所長。著書に『理論の創造と創造の理論』(朝倉書店)、『生命論—生命は宇宙において予期されていたものである』(批評社)、『アインシュタインの物理学革命—理論はいかにして生まれたのか』(日本評論社)、『分数ができない大学生』(共著、ちくま文庫)、『徹底検証 21世紀の全技術』(共著、藤原書店)などのほか、桂愛景のペンネームによる『サルトルの饗宴』、『戯曲 アインシュタインの秘密』(ともにサイエンスハウス)がある。

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