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今、注目される「アウトサイダー・アート」。しかし「障害がない」がゆえに既存の福祉制度では取り上げられず、世の中から評価されないまま表現活動をする人々がいます。長年福祉現場で働き、福祉と 芸術の狭間にある表現を紹介し続けている著者がそんな「周縁アー ティスト」の人生に迫った渾身のドキュメンタリーです。
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Posted by ブクログ
表紙のピンクの絵の画家さんの画廊というか住処は、有料で入場できるので行ってきました 御本人とお話できて、ほんとに自由人だったので楽しかった! I visited the gallery—or more accurately, the residence—of the artist who crea...続きを読むted the pink painting on the cover; admission was ticketed. I got to talk with the artist in person, and he was truly a free spirit, which made it really enjoyable!
わざとアウトサイドで生きたいと思っている人に比べて、本書に出てくる「意図せずアウトサイドにいる」人たちの表現の一途さには胸を打たれる。櫛野さんの文章も過度な煽りがなくてとてもいい。表紙のどぎつさに引いて読まないのはもったいない。
この本を読みながら、分岐点はあったんだと思い出す。西本喜美子さんの写真を見ながら、自分の水疱瘡のブツブツ顔を写真に撮ればアートになるんじゃないかと思って、結局撮らなかったこと。小林伸一さんの壁画を見て、鬱々としていた学生時代に自分探しをしながら、完全に独自なイラストが描けないかとグネグネしたペイズリ...続きを読むー柄のような派手なイラストを描いたのに、人になんか見せられたもんじゃないとそのまま奥にしまったこと。 結局評価されたかっただけで、創作意欲なんか大してなかったんだと思う。僕がひと時の妄想や思いつきで続けられなかったことを、誰のためでもない創作への意志として持続しているアーティスト達が羨ましい 読みながら羨ましく思う反面、変わり者だからとレッテル貼って安堵したい自分も感じる。村上隆「芸術家起業論」のような、メインの西洋美術史の文脈を前提として売れる戦略立てるやり方を、大人なやり方よと腹に落とそうとする自分もいたりする。 この本を1944円出して買っている時点で、本書で紹介されるアーティスト達にとって僕は外の人、本書で花房さんが解説しているが図式で言えば、中間領域であるクシノテラスのさらに外から眺めているんじゃないか。読み進めていくほどに、アウトサイダー・アーティスト達と僕との境界を意識してしまう。 だから「おわりに」の締めの一節が優しく思えた。 「要するに、狂人だから制作しているわけではない。正気を守って置くために作り続けているのだ。言い換えれば、誰もがアウトサイダー・アーティストになる可能性を秘めている。そう、みんなアウトサイドで生きているのだ。」
アウトサイドよりの人間として、非常に興味深く読めました。面白い、素敵な人がいっぱいいるんだな。がんばろ。
自閉症、発達障害、うつ病・・・を患っている人いない人、 独自のアート表現者。 家中にイラストを描き続ける人、河の土手に草刈りアートをする人、パンダの被り物の自称忍者、ガムの包み紙に緻密なイラストを描く人、ペットボトルアートだらけの酒屋主人、自虐的な自撮り老女、那須で2万点以上の仮面を作る元著名なアー...続きを読むティスト・・・
「ー」 いろんな生き方があるのはわかる。 いろんな好みがあるのもわかる。 それでも生理的に受け付けられない。
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