千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う

千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う

2,200円 (税込)

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浮かれすぎたバブル期とは反対に、恐慌期や経済危機の時期には人心が冷え切っているために優れた企業も売られ過ぎになり、あとから見たときに絶好の買い場になっている場合が多い。バフェット流の経済的な「堀」のある企業の見つけ方を初心者にも分かるように、平易なやり方で紹介する。


1000年たっても有効な永遠不滅のバフェット流投資術!

未曽有の金融危機に最適の投資法!
100年に一度の経済危機は100年に一度の買いの大チャンス!

売られ過ぎた超優良銘柄を探せ!
バフェット流の「堀」を持つ優良企業の発掘法

「堀」のある売られ過ぎの優良企業でポートフォリオを埋め尽くそう!

今日の変動の激しい市場で利益を上げるためには、ライバル企業の圧力や追い上げがあっても業績を伸ばし続けている企業に投資するのが必須の条件となる。しかし、現在の好調を何年も先まで維持できるような企業を見つけるには一体、何をすればよいのだろうか。

この答えは、その企業が競争における優位性を確立していること、つまり、ウォーレン・バフェットによって広まった経済的な「堀」を持っているかどうかということである。中世では城の周りの堀が敵の侵入を食い止めたように、経済的な堀はその企業に高い利益率を保証し、競合他社からの攻撃を食い止める役割を果たしている。もし堀のある企業を見つけてその企業の株を適正な価格で買うことができれば、堅実な企業ばかりから成るポートフォリオを作ることができ、株式市場で成功する可能性は飛躍的に高まるだろう。

独立系投資リサーチのトップ企業であるモーニングスターで、株式リサーチ部門のディレクターを務める著者のパット・ドーシーは、本書でウォーレン・バフェットが実践しているこの実績のある手法を分かりやすく紹介し、それを投資にどのように応用すれば、成功確率が高まるかを明らかにしている。

ドーシーは、経済的な堀が素晴らしい長期的な投資先を教えてくれる理由を懇切丁寧に説明したあと、堀をもたらす4つの要素である、1無形資産(特許やのれんなど)を持っている、2コスト的な優位性に優れている、3顧客に他社製品に乗り換えることを躊躇させる、4ネットワーク経済――について検証している。そして、堀についてしっかりと理解できたあとに、次は侵食されていく可能性のある堀の見分け方(優良企業でなくなる可能性を秘めた企業)や、堀の優位性を築くために重要な役割を果たす業界の構造、そして堀を築く(または壊す)ことができる経営陣の有能さ(または無能さ)についても詳しく述べている。

また本書では、株価の評価についてもすぐに役に立つ方法を伝授してくれている。というのも、幅の広い堀を持っている企業を見つけて投資しても、その買値が高すぎれば良い投資にはならないからである。このことについては有名企業を例に挙げて具体的に説明している。

バフェットが提唱した「堀」はけっして新しい概念ではないけれども、本書を読めば、今日の投資家でもこの素晴らしい投資法を自信を持って実践することができるようになる。堀こそが投資分析ツールの欠かせない重要な要素であることが理解できれば、この手法を使って、高いリターンを上げる銘柄だけであなたのポートフォリオを埋め尽くすことができるだろう!

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千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年04月14日

    バフェットがよく言う『本質的な価値』の具体例含め、賢明な投資家になるためのアプローチが包括的にまとめられています。バフェットが言わんとすることが分かったような気がしました。非常にお勧めの一冊です☆

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    Posted by ブクログ 2018年09月18日

    考え方自体は分かりやすい。投資という側面から見ているが、持続的に成長する企業(ビジネス)かどうかの判断基準になると思われる。投資方針としては中長期投資やバリュー投資につながりそう。

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    Posted by ブクログ 2018年02月17日

    元米モーニングスターの株式リサーチ部門のディレクター、
    パット・ドーシーが、バフェットが言う「経済的な堀」について
    語り尽くした本。

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    Posted by ブクログ 2017年12月15日

    バフェットの提唱するエコノミックモートの実践書

    モート(堀)は、以下の四つ。
    ・無形資産(特許やのれんなど)を持っている
    ・コストによる優位性に優れている
    ・顧客に他社製品に乗り換えることを躊躇させる
    ・ネットワーク経済を押さえている

    モートはライバル企業からの攻撃を防ぐための一つの視点。「騎手...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年08月10日

    [ 内容 ]
    成長企業とそうでない企業との違いはどこにあるのか。
    高成長を誇った企業がある日を境に突然失速するのはなぜなのか。
    良い投資先とそうでない投資先はどこで峻別されるべきなのか。
    株式投資家であれば、だれでも常にその答えを求めている。
    本書で詳説されている「経済的な堀」の概念はそのような問い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月07日

    内容はバフェットのエコノミックモートの話。
    米国企業の話が大半で10年以上前の話なので少し退屈に感じた。
    投資初心者にはもっとわかりやすいバフェット本をオススメする。

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    Posted by ブクログ 2014年07月17日

    ★★★☆☆
    優良企業を買う方法
    【内容】
    成長企業とそうでない企業との違いはどこにあるのか。高成長を誇った企業がある日を境に突然失速するのはなぜなのか。良い投資先とそうでない投資先はどこで峻別されるべきなのか。株式投資家であれば、だれでも常にその答えを求めている。本書で詳説されている「経済的な堀」の...続きを読む

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