「人は右、車は左」往来の日本史

「人は右、車は左」往来の日本史

1,899円 (税込)

9pt

3.3

江戸時代、武士は道ですれ違うとき、どちら側によけたのか? 刀が当たらないように左側通行だった、いや、道で抜刀しないように右側通行だったと、終戦直後の国会では、道路交通法案をめぐって侃々諤々の議論があった。歴史をさかのぼればどちらもありだった。人はどのように道を往来し、乗り物はどんな発達を遂げてきたか。
祇園祭など道路を練り歩く祭祀は数多く、道端には地蔵が安置されている。なぜ神仏は道路とともにあるのか。ケンペルら、江戸時代に来日した外国人は整然とした道路を称賛する。誰が命じて道路整備や維持管理がなされてきたのか。
文献史料、都城や鎌倉の道路遺構、故実書や絵図、日記などをもとに、道路利用から日本社会の特質を描き出す。

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「人は右、車は左」往来の日本史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本では「人は右、車は左」が常識と幼い頃から右側通行しているが、最近駅で「人は左側歩いて」表示増え、表示はないが原宿駅の影響か、明治神宮参道まで左通行。インバウンドの外国人や幼い子戸惑うのではと不思議に思っていたら、本書が。直接的な疑問の回答はなかったが、「なぜ右側通行?」だけでなく「なぜ道路が神仏

    0
    2025年01月18日

    Posted by ブクログ

     日本はいつから左側通行になったのか。
     江戸時代には絶賛された日本の道が、昭和の戦後には酷評される。

     そんな道の歴史を探る。

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  歩行者はどこを歩く?
    第2章  乗り物の話
    第3章  道路と信仰
    第4章  権力と道路

    <内容>
    道路にまつわる日本史をいろいろな視点からまとめたもの。左側通行の歴史や車(牛車や大八車などを含む)の歴史、道路を作るところについても、その目的により違っていたことを知った。

    0
    2025年02月11日

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