凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]

凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]

小説・文芸
999円 (税込)

4pt

4.6

建物と対話をし、そこに住む人びとの知り得ぬ事柄を聞くことができる“家読み”のシガは、ある惑星で行き場を失ったクローンのナガノと出逢う。ともに旅をすることになった二人は、互いの存在を通して世界の豊かな一面を知っていく(「とても寒い星で」)。“塔の中”と呼ばれる特権階級の官吏でありつつ世間に違和感を覚える「私」は、家出中の若者を助けたことから新たな生きる意味を獲得する(「シールの素晴らしいアイデア」)。四篇収録の単行本に、文庫化に際して新作二篇を追加して贈る、歌人でもある著者の類い稀な言語感覚で描かれる超未来のハートウォーミング・ストーリーズ。/【目次】とても寒い星で/徐華のわかれ/シールの素晴らしいアイデア/銀河ボタン/二人という旅/CLONEHOOD DREAMS 1 この星の皆(みんな)があなたと/解説=泉谷瞬

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元文芸文庫
  • タイトル
    :
    凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]
  • タイトルID
    :
    1969364
  • ページ数
    :
    342ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版] のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編連作。
    SFというよりは童話の手触り。
    サイエンスフィクションよりは少し不思議が近い気がするかな。

    星の間をめぐる旅なのでSFなんだけども

    続きが気になるのでそちらも予約した。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    優しいけれど、現代テーマがさり気なく散りばめられた大人の童話を読んでいる気分でした。

    地球ではないどこかの星の話で、パートナー同士の心の通わせ方が、自然で、無理やり過ぎず交わっていく形が心地良く読める。
    家読みという面白い設定のシガとクローンのナガノの関係が、愛とか自由とはどんなことなのか、人生って考え方一つで変わるという哲学的結末も素晴らしかった。
    未来のどこかの惑星とあって、オリジナル用語かたくさん出てくるのが面白く、想像力の豊かな作家さんだと感じた。
    個人的に傑作!何回か読めば更に深い読書体験出来そうです。
    寝る前に読むにもおすすめです。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    「自分以外の誰か(または、なにか)と、ともに生きる」ことがテーマの短編集。
    家や建物と会話ができる「家読み」という力を持つシガと、クビになって逃げ出してきたクローンのナガノの旅。

    シガとナガノ以外の短篇も、同じ世界線の、おそらく別の惑星の話なんだと思うけど、どれもこれもとてもよかった。
    キム・チョヨプの「わたしたちが光の速さで進めないなら」に似たタッチ。優しくあたたまるSF。(シガとナガノの話は、ややBL寄り?)

    SFなのに、無機質な感じがないのがよかった。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    とんでもなく素敵な作品に出会ってしまった……

    どこか遠い未来を描いたような物語。
    冷たい静けさに支配される惑星のなかで、
    いちばん強く感じられるのは、
    「誰かと一緒に生きる」ことのあたたかさだ。

    あまりにも好きな世界観すぎて、
    読み終えてすぐに続編の『辺境恋愛詩』を注文しました…!
     

    『凍土二人行黒スープ付き』雪舟えま

    家と会話することができる「家読み」のシガと、
    日本人の青年の姿をしたクローンのナガノ。

    シガはあることをきっかけに
    ナガノと行動をともにするようになり、
    やがて二人で生きることを選んでいく。

    もうね、なんだかどうでもよくなるほどの「愛」なのだ。
    男×男とか、人間×クローンとか、
    そういう言葉で整理するのが無粋に思えてしまうくらいの愛。

    あらゆる固定観念や性差に縛られず、
    自由に生きるシガとナガノの関係が
    なんとも心地よい。

    ✧

    二人は惑星を静かに旅していく。
    シガは「家読み」として、ナガノはその助手として。

    SF小説なのに、
    不思議とノスタルジーを感じる懐かしさがあって、
    少しだけきゅっと胸が締めつけられるような切なさもある。
    そんな「好き」がこの本には詰まっている。

    シガとナガノの物語だけではなく、
    公務員サバと、歳の離れた学生シールの出会い、
    少年リョクと、不思議な生き物キンの関係も描かれる。

    そう、誰に何と言われようと自由でいいのだ。
    お互いを必要としている。
    それだけで、もう十分なのだと思う。

    ✧

    宇宙そのものの色をした切なさが私のすみずみまで浸透する。
    そうだよナガノ、私はそれでも君のための人間になったんだ。
    (P262)

    歌人でもある雪舟えまさんの表現の、
    なんと美しいことよ……

    0
    2026年06月06日

    Posted by ブクログ

    とても好きなお話だった。

    静寂感のあるSF作品なのに、ちょっとほっこりするところもあって、不思議な雰囲気だった。

    シガとナガノの出会いと2人の旅がメインで、特にこの2人の話が好きだった。

    性別を超えた世界観がなんだか心地よくって、アクシデント的な結婚も、なんだかほんわり暖かい感じがした。

    続編が出るようなので、読みたいな。

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

     そこはここよりも(たぶん)ずっとずっと遠い惑星。家と対話する「家読み」の仕事をしている〈私〉は、仕事先の家侵入していた子どもっぽさの残る若者と出会う。彼は日本コロニー製のナガノ型のクローン。外せば手首の吹っ飛ぶという手枷を付けたナガノは、つらい労働環境から逃げてきたらしい――。

     たとえば不思議な季節の流れがあったり、不思議な生物がいたり、聞き馴染みのない職業があったり……初めて見聞きするその世界を構築する存在たちが、どこか懐かしさを持って胸にしみてくる。言葉によって編み上げられた世界の魅力を改めて感じるような作品集でした。きっと折りに触れて、タイトルや表紙を見るたびに、こんな素敵な世界があったなぁ、と思い出して嬉しくなるんだろうな、と思わせる、とても余韻の良い一冊です。

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    「なんでもできる気がする。生きていれば何でもできる気がする」
    設定がぶっ飛んでいて、物語に浸るのに少し時間がかかったが、内容が理解できるとすんなり入り込む事が出来た。
    静けさを感じる話であった。

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「おたがいを永遠に愛したいという、それほどまでに強い願いが、人間の短い人生に一瞬でも存在したことの証明という意味らしい。結婚という契約は」

    という文章。綺麗ごとだけではない物語だけど、この文章のもつ綺麗さと儚さに撃ち抜かれる。

    0
    2026年02月08日

凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版] の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    創元文芸文庫
  • タイトル
    :
    凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]
  • タイトルID
    :
    1969364
  • ページ数
    :
    342ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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