凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]

凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]

999円 (税込)

4pt

5.0

建物と対話をし、そこに住む人びとの知り得ぬ事柄を聞くことができる“家読み”のシガは、ある惑星で行き場を失ったクローンのナガノと出逢う。ともに旅をすることになった二人は、互いの存在を通して世界の豊かな一面を知っていく(「とても寒い星で」)。“塔の中”と呼ばれる特権階級の官吏でありつつ世間に違和感を覚える「私」は、家出中の若者を助けたことから新たな生きる意味を獲得する(「シールの素晴らしいアイデア」)。四篇収録の単行本に、文庫化に際して新作二篇を追加して贈る、歌人でもある著者の類い稀な言語感覚で描かれる超未来のハートウォーミング・ストーリーズ。/【目次】とても寒い星で/徐華のわかれ/シールの素晴らしいアイデア/銀河ボタン/二人という旅/CLONEHOOD DREAMS 1 この星の皆(みんな)があなたと/解説=泉谷瞬

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凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版] のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても好きなお話だった。

    静寂感のあるSF作品なのに、ちょっとほっこりするところもあって、不思議な雰囲気だった。

    シガとナガノの出会いと2人の旅がメインで、特にこの2人の話が好きだった。

    性別を超えた世界観がなんだか心地よくって、アクシデント的な結婚も、なんだかほんわり暖かい感じがした。

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

     そこはここよりも(たぶん)ずっとずっと遠い惑星。家と対話する「家読み」の仕事をしている〈私〉は、仕事先の家侵入していた子どもっぽさの残る若者と出会う。彼は日本コロニー製のナガノ型のクローン。外せば手首の吹っ飛ぶという手枷を付けたナガノは、つらい労働環境から逃げてきたらしい――。

     たとえば不思議

    0
    2025年10月29日

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