独自性のつくり方
  • 完結

独自性のつくり方

ビジネス・実用
1,870円 (税込)

9pt

4.0

最適解を出すだけならAIにはもう敵わない時代。私たちが「効率」や「正しさ」で勝負する意味は、どこにあるのだろう?
SNSを開けば、世界中の天才たちの「すごい」が息をするように流れ込んでくる。「それに比べて、自分には何もない……」
「好き」を語る自信も、何かを続ける気力も失っていく……。

本書が提案するのは、そんな“競争”から一度そっと降り、あなたの「自己満足」――つまり、個人的な「こだわり」や「気になる」から始める、新しい価値のつくり方です。

著者は、QuizKnockの運営会社で働きながら活躍する気鋭の哲学者。価値の源泉は無理にひねり出すものではなく、あなたの日常にこそ眠っているという事実を、哲学由来の思考ツール「図と地の思考」で解き明かします。あなたが無意識にとっている「習慣」や、心の奥で抱いている「問い」に光を当てることで、そこにしかない独自性の種を見つけ出すのです。

・なぜ、中途半端な「やりかけ」の仕事が、未来の創造性を育むのか?
・なぜ、「クイズの出題者」の視点が、共感を呼ぶ企画につながるのか?
・なぜ、あなたの「当たり前」の感覚こそが、他人にはない「独自性」の源泉になるのか?

本書を読み終える頃には、あなたは他人の評価軸に頼らずとも、自分の「こだわり」や「気になる」をユニークな企画や発信へと育てる具体的な方法がわかります。競争に疲れた心が軽くなり、自分らしい視点と表現で他者と深くつながる道が見えてくるでしょう。

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独自性のつくり方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    【学びたいこと】
    独創性のある前向きな意見を持つことで、自尊心を高めたいと考えている。
    独創性は「日々の言語化」から生まれる信念から来ると感じているが、本書を通じて、さらに自分ならではの独自性の築き方を学びたい。

    【質問】
    Q1自己満足をシェアする方法は?
    Q2独自性の見つけ方とは?
    Q3自分らしい視点を育てる方法とは?

    【本書の答え】
    A1
    ・自分の自己満足を、他者にも理解できる形式に落とし込んだり、理解できる要素と結びつけて提示したりする。言語化、比喩。
    A2
    ・独自性は自分の内側(習慣・問い)に存在している。
    ・習慣や問いを自覚することが、自己満足を発見し、独自性へと育てていくためのステップ。
    ・自覚するきっかけは「違和感」。自分の当たり前とのズレから生まれる感覚。
    ・他人と考え方が異なるとき「人それぞれだよね」ではなく、「どうして違う?どのように違う?」にもう少しこだわって考える。
    ・その違和感を体系的につないで、自分だから見つけることができた言葉(=あなたの独自性)に変える。
    ※違和感のポジティブな側面をメモや俳句にする。その記録は引き寄せ合って、自分の在り方を映し出す。
    A3
    記録の良い感じの引き寄せ方で、自分なりの視点が育つ。
    ・連続性:定点観測することで同じものが変化していく様子を捉えやすくなる原則。
    ・共通性:自分のまわりの異なるものに名前をつけ、共通点や差異を見出す原則。
    ※直近の印象的な出来事を並べ、共通点を見つけることで視点が磨かれる。

    【本の概要】
    本書は、「自己満足を起点に独自性を育て、それを社会にシェアすることで価値を生み出す」という新しい価値観を提示する一冊。
    ・著者は東京大学大学院卒で、哲学研究や高校生クイズ優勝などの経験を持ち、ECサイトの立ち上げにも携わってきた、1992年生まれの田村正資さん。
    ・人は競争や比較によって自分の価値を測りがちだが、自己満足(自分が面白いと感じるもの)を起点に独自性を育てることが重要という考え方。
    ・独自性とは、「他者にも伝わる形でありながら、どこかに新しさがあるもの」である。
    ・自己満足を積み重ね、それを他者にも理解できる形でシェアすることで、独自性は形成されていく。
    ・独自性を育てることは、自分自身の感性を楽しみ、面白がることでもある。
    ・習慣は「環境」「技能関心」を言語化したものであり、問いは「行動目標」を言語化したものである。
    ・自己満足を自覚し、それを他者にも理解できる形で表現することで、社会的価値が生まれる。
    ・心が動いたことを「これは〇〇だ」と言い切る。感想は点ではなく線にする。

    【感想】
    ・独自性を求める自分にズバズバ響く一冊で、繰り返し読みたいと感じた。
    ・著者と同世代ということもあり、比喩や構成が理解しやすかった。
    ・日常の何気ない出来事をポジティブに捉え直す視点が、自分の得意とするポジティブなものの見方をする価値観と重なった。
    ・特に「違和感を言語化する」という考え方は、自分の言語化ノートの重要性を再認識させた。
    ・言語化ノートを俳句で締めても面白いかも。
    ・これまで「人それぞれ」で済ませていた思考を、「どのように違うのか」まで掘り下げていきたい。

    【実践すること】
    ・言語化ノートを継続する
    ・違和感を意識的に拾い、言葉にする
    ・言語化を俳句としてまとめ、自分なりの表現を磨く

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    よかった。とにかく読んでよかった。

    自己満足を「自分オリジナル」で「あなたの強み」と捉え、視点を少しずらしたり広げたりすることで道を見つけていけばいい。それがあなたの「強み」になる。

    「50代は透明人間」流行は若い人のもの、働き手としては期待されず、育児は終わったので「生産世代」ではないけれどシルバー枠でもない。だから50代は世の中から「対象外」と言われるそう。友人に「社会にあなたの需要はない」と言われ、ああなるほどと納得してしまった。もはやお化粧も「働きたい」と思う前向きな気持ちも「究極の自己満足」かもしれない。そんな時にこの本に出会った

    好きなこと、楽しいと思うことはまだまだある。やってみたいこともある。少し体が不自由になり、できないことも増えてしまった。それでもまだできることはあるはず。楽しめることはあるはず。需要がないなら見つければいい。

    そう簡単にはいかないのは承知。でも「何とかなるかも」とわくわくできたのは、自分でとても嬉しかった。ときどき休みながら2周した本。本当の意味で前向きになれた本。

    言葉が分かりやすく、口調がとても優しい。よくある自己啓発本のように高圧的なところはないし、説教されてる感じもない。読んでいるのに、こちらの話を聞いてもらっているかのような読後感。

    読んでよかった。

    0
    2026年01月28日

    Posted by ブクログ

    全部良すぎる。

    自分自身の独自性とは何なのか、それを見つける方法はどこにあるのか、そしてそれらを社会に適用するうえで言語化の重要性がどこにあるのかなど、自分自身のあり方について、個人的なことと社会的なことの狭間でいる人にぜひ読んで欲しい内容だった。

    最後あたりにはクイズと批評を例にこの独自性の社会への反映のさせ方について書かれている。自分はクイズをやっていた人間だが、その時に意識していたクイズへ落とし込むという行為そのものへの考え方などが本当に同じで感動した。よんでよかったとおもえる本だったとおもう。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    哲学を大学で研究して、現在は企業で活躍している著者が、独自性のつくり方を説明した本。

    〈前提〉
    SNSの普及で上がった競争のハードル。
    ネットをつかうことで、世界中の優れた才能や成功事例に瞬時にアクセスできる。

    つねに自分以上の存在が目に入り、比較の対象が広がる。目標設定や自己評価が難しい時代。

    〈本書の目的〉
    他者との比較に縛られず、自分自身の成長を評価する考え方を身に付ける。

    〈独自性〉
    みんなの土俵から降りて、「自分に寄せた文脈をつくってしまうこと」。

    誰かを出し抜くのではなく、自分の世界に居座ったまま、「外側にある社会とのつながり」を見出していくこと。

    〈独自性を身につける〉
    「自分自身の自己満足を見つけること」、それを、他の人に上手にシェアするための表現方法を編み出していくこと。

    〈違和感を感じとる〉
    あなたが受け取った情報と、あなたの当たり前とは異なる時に生じる感覚のこと。

    〈まとめ〉
    自己満足を競争や効率化にからめとられない場所を確保しつつ、その自己満足を他の人たちにもシェアすることができれば、素敵な世の中になる。

    〈私見〉
    独自性と聞くと、特殊なスキルを想定するが、筆者はそうではなく、自分自身が持っているスキルに目を向けるよう訴えている。

    インターネットでつながることで、競争が見える化した時代。その中で、他者との比較で消耗するのではなく、自分自身に目を向けて、その良さを言葉にして他者に伝えることで、独自性をつくることを提唱している。





    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    なんとなく、
    齋藤孝が言いそうなことを
    抽象的に書いている。

    ところどころ
    分かりにくい。喩えが強引?

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    問題設定もいいし、それに対してどう考えるかのスタンスもいいと思いましたが、実際の行動提案があまりささらなかった。自分が面白いと思える軸を持つ人がそれを発露するヒントにはできるだろうが、自分が面白いと思えることが自分の中で形をなしていない人にはやや理論的すぎる印象の本に見えました。とはいえ、小さなことからコツコツやるヒントを提示してくれているので、まずはやってみることから。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あのQuizKnockの会社の関係の方です!
    スマホの普及で退屈が苦手になっていること、常に自分よりすごい人がSNSにいて、趣味に関してもやる気を失っている自分に気が付かされました。良い意味での自己満足で、自分みたいに生きれたら幸せなのにと思えるほど充実したいです。誰も自分のようになるな、誰も追い越してくるなと言う考え方は、自分をいつかくたびれさせてしまう。納得ばかりでした。
    ただ、私は会社員ではないので、どう当てはめてよいかまだ思案中です。
    面白い考え方を教えてもらえました

    0
    2026年02月18日

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