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人里離れた謎の村で起きる、三首の俳句に酷似した連続見立て殺人の謎とは?
遊馬は麻衣子の手を握り叫んだ。「走れ!」深い森の中、降りしきる豪雨、稲光が迫り来る影を一瞬照らす……刀を持った山姥! 遊馬は強い殺意を感じ、恐怖した。ある青年に送られた殺人の撮されたフィルム。その取材のため、オカルト新聞記者・天瑞遊馬と聖麻衣子は、魔女のキザイアを伴い、奥多摩の最奥“御名神村”を訪れたのだ。妖を謳う俳句、傷を持つマスクの復員兵、屋敷に幻の如く出現する美女……謎が交錯し殺人が起こる。遊馬は果たして事件の謎を解き明かせるのか?
終戦間もない昭和29年の東京を舞台に繰り広げられる、新感覚オカルト冒険ミステリ『東京タブロイド』第4弾。
●水城正太郎(みずき・しょうたろう)
1971年東京生まれ。有限会社ホビー・データ勤務を経て『東京タブロイド』で作家デビュー。ライトノベルを中心に執筆。著作に『いちばんうしろの大魔王』等。アニメ『戦国コレクション』にて脚本を金澤慎太郎の名義で執筆。オカルトとルアーフィッシングを愛好。
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