マンボウ家族航海記

マンボウ家族航海記

528円 (税込)

2pt

3.8

嵐、荒波、のち快晴! 妻、娘、孫とドタバタ大騒動! 物静かで言葉遣いも上品だったマンボウ氏が躁病になり、斎藤家の生活は一変。破産に至るまで株売買を繰り返し、自宅に共和国まで作ってしまう。ドタバタ大騒動に巻き込まれながら、妻と娘は人生の航海をともにするのだった……娘の結婚、孫との交流など、マンボウ一家をめぐる爆笑&しみじみエッセイを厳選した一冊。こんな「家族の絆」もありです!

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マンボウ家族航海記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あとがきに、平成23年8月19日とある。
    北杜夫が亡くなったのは、同年年10月24日、ほぼ絶筆であろう。

    絶筆であっても、北杜夫のユーモアはたっぷりで、夜密かに、喉をひきつらせて笑ってしまった。まことにもって、偉大な人である。

    その偉大な人が畏れおののいていたのが、北杜生の父親の斉藤茂吉である。

    0
    2014年09月23日

    Posted by ブクログ

    「マンボウ酔族館」,「マンボウ夢草紙」,「マンボウ夢のまた夢」を底本とした,マンボウ家エピソード集。

    若い頃から晩年まで著者の視点から語られた家族の姿。だいたい時系列になっているのでマンボウ氏が家族とどう関わってきたのかが読み取りやすい。

    マンボウ氏の文庫を買い求め,もっとも影響を受けた高校生の

    0
    2012年07月11日

    Posted by ブクログ

    『マンボウ航海記』と一緒に購入した一冊。
    北杜夫氏の訃報を知ったからだ。
    これは著者が59歳から84歳まで週刊雑誌に連載してきたエッセイの中から著者が選んで編集した文庫本で「あとがき」が…平成23年8月19日…軽井沢にてとある。
    亡くなったのが同年の10月24日だからこの「あとがき」が絶筆だった可能

    0
    2012年01月13日

    Posted by ブクログ

    10月15日発行のこの本を買った後10月24日に訃報を聞いた。
    かなりのお年だったようだ。それなのに書いてらしたのかと思ったら
    週刊小説に連載されたエッセイから家族について書かれた物を中心に編集したものだそうだ。納得。元気の入り具合が微妙に違うと思った。

    自分の躁うつ病もネタにしてものを書く。軽妙

    0
    2011年11月11日

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