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Posted by ブクログ
面白い!!と何度笑ったことか。
寺田寅彦、中谷宇吉郎、岡潔、藤原正彦……、さらに理系の素晴らしい随筆家がこんなところにもいたとは。
私が触れた際にはもう亡くなられていた。
著作はこの一冊だけのようで、非常に残念に思う。
自然史という見方から、語りかけるような文は読みやすく、遥かなる時の重みを感じさせる。
最初と最後に同じような問題提起を為されていて、暗記だけで実体を伴わない知識に意味はあるのか?という反語なのだろう。
どうしてその結論に至ったのか、どんな試行錯誤が為されたのか。答えだけを羅列した教科書で、答えだけをひたすら教える授業を面白くないと感じる子供たちの心は、正しいのかもしれない。
目の前にあるものから、問いを生み出す力。
問いを生み出すことから、答えを見出す力。
自ら立つ力をつける教育のあり方を筆者は唱え、また教育に携わる者として自戒されていたのだろうなあ。
格好いい。
「未来の予測も過去の推測も、返事ができないところは同じである。それなのに来年のことを言えば鬼が笑い、過ぎ去ったことはそれを言っても誰も笑わない。結果らしいものが知られていると、運命がそうしたとでも考えるのだろうか。どうしてそうなったかを考えなくなる。」
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