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Posted by ブクログ 2012年02月05日
・麿赤兒「快男児 麿赤兒がゆく 憂き世戯れて候ふ」(朝日新聞出版)の 冒頭に、本書は「一九六一(昭和三十六)年に奈良県の畝傍高校を卒業し、芝居を志して上京以来四十歳に至るまでの私の恍惚の日々の一端で ある。」(1頁)とある。大雑把に言へば麿の半生記であらう。ただし、あくまで「一端」である。上京から四...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月22日
ここ最近読んだ中で、間違いなくいっちばん面白かった本。お芝居好きにはこたえられないけど、芝居好きじゃなくても最高に面白いです。2日で読みきったですが、早く読みたいのに終わるのが惜しくて。
60年代の演劇をやっていた方々、時代の空気などが活写されてて。私自身はそれよりずっとずっと後の世代で、生まれて...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月03日
麿赤児
名文である。文章の密度が濃いというか、隙がないというか。
京極夏彦的な濃さではなく、より優しく孤高な濃さとも言える。
抜群にリズムが良くて、とっとっとっと読まされる。
脚本も書かれるのだから、プロの文筆家とも言えるがこのような自伝とは又別物。
ガンを克服し、己の来し方をまとめてとどめ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月02日
唐十郎さんの「紅テント」集団と
寺山修司さんの「天井桟敷」集団との
渋谷での隣り合わせの「芝居小屋」乱闘事件
(本書では その二 芝居者青春舞遊伝 )、
の時にその渦中に当事者としておられた「役者」さん
である生き証人の話をまじかに聞いた方に
そのころの「雰囲気」を聞かせてもらった。
この作品の中に...続きを読む
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