悪の総統は逃げたつがいを探している (下) 【電子限定おまけ付き】

梅したら / 練馬zim

【カリスマ的人気を誇る"悪の総統"×しがない"正義の味方"の下っ端】
「探している人がいる――彼には、言いたいことが山程ある」
「そうなんですね～、はは……」
――それ、俺だ。バレたら殺<や>られる。逃げないと……！

――阿僧祇刹那<あそうぎせつな>は、拾って育てた養い子であるレイン・ヒュプノスを恋慕うがあまり、なんと、彼の童貞を奪って逃げた過去がある。
その後、訳あって"若返った"姿にされてしまい、（見た目は）全く別の人間として、レインの前に姿を現した。
あの過去はなかったことに……と思うものの、レインはあの日から二年経った今でも刹那のことを探しているのだという。
"悪のカリスマ"として君臨するレインを誇らしく思いながらも、正体がバレたら殺される……と確信している刹那は、正体を隠したまま逃げ出そうと試みるが――？
小説投稿サイト『ムーンライトノベルズ』で大反響のファンタジーＢＬ小説、待望の書籍化！
執着強め年下攻め×一途に恋するおっさん（見た目は若者）、上下巻同時発売!!

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 幻冬舎コミックス
• 掲載誌・レーベル: BL書籍
• 電子版発売日: 2025年02月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

【俺は何度だってあなたを見つけ、何度でも好きになる（レイン）】

エロス度★★★★

おやおや。正義も悪も超えた存在・不可思議阿摩羅の世界への介入によって一丸となって立ち向かうのが胸熱ですね。

レインと刹那が紡ぐ祝福の恋物語･･････下巻開幕。

世界・刹那・レイン・正義と悪の存在理由･･････驚愕の真実が明かされていく展開が面白く、世界の命運を賭けた戦いの中でも揺るがないレインと刹那の相思相愛っぷりに悶えてしまいます。

レインのガチな一途さ、ベス視点の微笑ましいお話、少々マニアックな3P？なども楽しめるのが魅力的で、壮大な逃げた番を求めた愛に痺れました。

[ブクログ · ★★★★★]

(上)でレインと思いが通じ合いデレデレな刹那に待ち受けていた出来事がとんでもなくて驚きました。
地球とレーギアとの関係とか壮大で。
刹那の存在の意味とレインの正体。
刹那の切なく辛い決断と行動。
でもそれを上回るレインや仲間？達の刹那への思いが深く強くて涙ものでした。
刹那とレインの闘いのシーンは中々のもので。

全てが終結し平穏な日々になりレインとようやく家族であり恋人として関係を進められるようになれて良かったです。

しかし刹那の所々突っ込みと思える言葉が笑えて面白くてシリアスなシーンとかでも使われているのが楽しかったです。

番外編が数話あり、刹那を終の巣とし慕う赤い鳥ベスの話がとても好きです。

[ブクログ · ★★★★☆]

☆4.0

下巻。
山場のあと、まだ気になることあるけど教えてくれないのか･･･？と思ったら、ちゃんと最終章でいろいろわかり大満足。山場が多くて、かつどんどん盛り上がってって面白かった。
あと、異能持ちという設定のおかげで、通常のBLではありえない攻め×受け2人(同一人物)があって、良かった。
書籍化お礼とのことで、なろうのほうに追加された3Pも良かったので、未読の方はぜひ。受けが頑張って、阿僧祇と刹那、両方に意識(？自我？)あり。
電子シーモア

[りんご · ★★★☆☆]

後半になってはまれた！

前半は何ともハマり切れず、何故…？こんなに面白い題材なのに？？？と自分で自分が分かりませんでしたが、後編は面白いやん！！となりました！
前編と後編の半分くらいからやっと世界観に慣れ…物語が締まる頃には『なるほど！！』と物語が腹落ちした、と私にとっては珍しい体験をしました。再読したらまた印象が変わるかも。
それにしても設定がすごい。なかなか思いつかない設定じゃないです？単なる戦隊モノ的なお話かと思いきやそうではない…複雑そうに見えるけど、根本は単純。ただ1人だけを愛した男のお話かぁ！となった時に膝を打つ、そんなお話です。
最初の方がダメそうでも是非後半まで読んでみていただきたいお話です！

[ブクログ · ★★★☆☆]

スケールが大きくなりすぎて、少し取り残された感。実はモリノミヤは生き別れの兄弟で、でもそれを知った時には彼は瀕死状態になっており、一人では死なせないと刹那は恋心に蓋をして世界中の人のみならずレインの記憶も操つろうとして…。ただレインの方が一枚上手で、そんな刹那の考えもお見通しだから記憶をいじられないよう予め細工を施していた。その後に親子ガチバトルを始めて、いいじゃんいいじゃん！って思っていたらあっけなく終了。あの熱い闘いがなかったかのようにその後の展開が始まってしまい残念だった。刹那がレイン達の手元から離れた切なさや未練をもう少し丁寧に描いて欲しかった。レーギアとの戦いも、レインが圧倒的に強すぎるせいで一瞬で終わった。
結局なんで46才の体も19才の体も同時に存在する理由がわかったようでわからなかった。本人達はお得に感じているようだけど、意思のない体と一緒にベッドで…うーん。