悪の総統は逃げたつがいを探している (上) 【電子限定おまけ付き】

梅したら / 練馬zim

この世界では、誰もが≪異能≫という力を持って生まれる。
その≪異能≫で"悪いこと"をする『悪の組織』と、それに対抗し"粛清"する
『正義の味方』が自然と生まれ、何千年と対立し続けてきた。
『悪の組織』第15代総統レイン・ヒュプノスは、２０歳の若さにして、
超希少なＳＳＳランクの異能と、絶世の美貌を持ち、悪のカリスマとして崇拝されている。
片や俺は、その組織が所有するビルのメンテナンスのため派遣されている
『正義の味方』の名もなき見習い作業員１９歳。
しかし二人には、俺だけが知る切っても切れない縁があるのだった。
人里離れた山奥で幼いレインを見つけ、養い子として面倒を見てきたのが、
名もなき俺、阿僧祇刹那<あそうぎせつな>。レインの元から逃げた時はランクＣの３６歳。
レインに恋慕の情を抱いてしまい、抑えきれなくなった俺は、なんと彼の童貞を奪い逃走したのだった。
そして今、なんと『正義の味方』組織に捉えられ、１９歳に若返り別人として
生まれ変わらせられた俺は、『悪の組織』本拠地ビルの派遣メンテナンスとして馬車馬のように働いている。
レインはあれから２年経った今も、"俺"を探しているというし、やはりこれは、逃げるしかないのか――？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 幻冬舎コミックス
• 掲載誌・レーベル: BL書籍
• 電子版発売日: 2025年02月27日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

【どうかーーー俺のことを好きだなんて言わないで（刹那）】

エロス度★★

おやおや。悪の組織を統べる絶対的なカリスマイケメンが自分を育ててくれた養父を一途に想い続ける姿がかわいいですね。

レインと刹那が紡ぐ祝福の恋物語･･････上巻開幕。

年の差・年下攻め・両片想い・異能といった要素が萌えツボで、受けの刹那がとある理由から身体は青年で中身はおっさん状態になっているのが面白い。

自分の童貞を奪って逃げた刹那を想い探し続けるレインやレインを想いながらも彼と向き合えず逃げを選択する刹那の焦ったさがたまらなく、レインとベスが刹那にめっちゃ甘々過保護なのが微笑ましい。

[ブクログ · ★★★★★]

挿絵なし。
ぐわ～めちゃくちゃ面白い。
設定もキャラも面白いし、異能の能力いいな～
受けが攻めから逃げる構図が好きすぎるので最高！
何回も逃げる主人公を捕まえに行く
個人的には逃げるの阻止して体をバラバラにしたのが結構好き
主人公のまさかの能力も驚き。
後半へ続く前に挟まるたくさんの短編も面白い～
レインが子供の頃のエピソードも多いので
本編でチラッと出てきた話の詳細が分かってとても良い

[ブクログ · ★★★★★]

年下溺愛攻め。
誰もが「異能」を持つ世界。
「悪の組織」の総統であるレインの養い親である刹那。
ある事情の為にレインの童貞を奪い(苦笑)忽然と姿を消して何故か「正義の味方」で改造人間として姿形が変わり働いたのにしっかりとレインに目をつけられているとかがまず凄い。
バタバタと色々とあり結局バレてそこからの新たな出来事、刹那の「異能」の真実とか予想外の展開過ぎてお互い気持ちを伝え合えたレインと刹那の関係がどうなっていくのかがとても気になります。

番外編が数話あり、それも面白かった。

「下」がとても楽しみです。

[ブクログ · ★★★★☆]

☆4.0
上下2巻。

異能がある世界。
悪の組織と正義の味方の2組織があり、主人公は今は正義側組織の改造人間。改造人間は備品扱いで労働基準法が適用されず月給5千円で働かされてるって設定でめちゃくちゃ笑った。酷い。
もちろん悪の総統に探され続ける理由があるわけで。あっさり捕まってたけど、楽しかった。攻めに捕まるのが話の山場かと思ってたらめちゃくちゃ中盤だったので続きが楽しみ。
電子シーモア

[りんご · ★★☆☆☆]

乗り切れない！泣

設定とか逃げる受けとか大好きな配置なのに何故だろう…乗り切れない…
戦隊モノっぽいから…？（多少苦手）
そんな私の感想ですが、周りを見て貰えばお分かりになる通り、評価高い作品です！
設定は作り込まれてるし、面白いキャラ配置だし、『逃げる受け』（好きな方多いでしょ？）だし、作品として完成度は高いお話だと思います（プロに対して失礼ですが！！）
だからこそ、何故自分が乗り切れないのか非常に理解に苦しむ。自分のことなのに。
まだ上巻読み終わったところですが、下巻もこんな感じかな…なんだか受け取り切れずに不甲斐ないです。

[ブクログ · ★★★★☆]

完全に表紙買い。「異能」と呼ばれる特殊な術を使える人たちが登場するSFなお話で、スパダリ攻め×苦労人健気受け、甘々な話が好きな人におすすめ。
レインは寡黙かと思いきや刹那に対しては感情ダダ漏れ大型犬だし、刹那は寛容でお人好しだし、ベスは孤高な不死鳥ながらも刹那を目に入れても痛くないくらい可愛がってるし、全体的にほのぼのしている。他のキャラクターたちも個性豊かで良い。義理の息子を性の対象として見るのはどうなのかという倫理観は一旦置いておいて、追ったり追われたりな関係が微笑ましかった。
ただ刹那は本来、36歳だったけど嵌められて19歳の身体に入ってしまったことでレインとも一歳差で寧ろ年下になり、でも精神年齢はそのままだから戸惑う…みたいな描写があるけど、言動を読んだら精神年齢も普通に19歳に見えるからあまり歳の差設定は活きていないように感じた。刹那がすごく乙女思考。本来は『悪の組織』の敵である『正義の味方』の改造人間になってしまった刹那、両思いなのに対立する切なさは特になく皆んな仲良し。サクサク読めた。