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◆数学はまさにアートそのもの!と実感できる1冊です。◆
本書では、数学の魅力を切絵を切り口にご紹介します。切り絵は、岡本健太郎先生が実際に作成された作品です。数式から得られた図形を地道に切り抜いていくと、あっと驚くきれいな作品ができあがるのです。そのようにできた切り絵を何層にも重ね、背景の色のバランスまで考え抜かれて構成された作品はアートそのものです。奥行が現れる点も切り絵ならではの特長で、それによりフラクタルやトポロジーなどをより具体的に観察することができます。各作品には丁寧な数学の解説を付けます。切り絵の美しさだけではなく、数学のいろいろな姿を存分に堪能できる1冊です。まるで美術館にいるような感覚に浸ってしまうでしょう。
■こんな方におすすめ
・切り絵数学、折り紙数学、幾何学などが好きな人
■目次
●第1章 数の構造とその美しさ
・1.1 糸掛け曼荼羅
・1.2 カラビ・ヤウ多様体
●第2章 繰り返し模様と折り紙の美しさ
・2.1 タイリング
・2.2 折り紙と数学
・2.3 イスラム幾何学
●第3章 フラクタルの美しさ
・3.1 平面のフラクタル
・3.2 立体のフラクタル
●第4章 3次元の美しさ
・4.1 立体図形と緻密な模様
・4.2 立体図形の変形
・4.3 4次元の可視化
●第5章 その他のモチーフ
■著者プロフィール
岡本健太郎(おかもとけんたろう):1990年生まれ。山口県下関市出身。九州大学理学数学科卒業。同大学院数理学府博士後期課程修了。博士(数理学)。現在、和から株式会社の数学講師を務める。数学教育に力を入れており、「楽しめる授業」をモット に学生から社会人まで幅広く授業を展開。また、数学を使ったアート活動(切り絵)を通して、数学の有用性だけでなく美しさや魅力について積極的に発信。著書に『アートで魅せる数学の世界』(2023年度日本数学会出版賞受賞)がある。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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