7人殺される

7人殺される

小説・文芸
1,699円 (税込)

8pt

4.0

被害者①:高慢な美女
被害者②:金持ちの放蕩息子
……
中国龍州市で次々に殺害される犠牲者たち。
その意外な共通点とは――

凄烈な社会派警察小説!

高層マンションの一室から女性の遺体が発見された。刑事羅飛が現場に急行すると、女性は毒薬の風呂に浸かり、肌を火傷しながら恍惚の表情を浮かべていた。さらに、被害者の元恋人で傲慢な金持ちの息子が局部から大量出血し死亡する。いずれの現場にも直前に宅配便が届き、その差出人が次の被害者になると読んだ羅飛は事件を防ごうと奔走する。だがそれを嘲笑うかのように次々に犠牲者が生まれ――。

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7人殺される のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中華ミステリー・・・。
    「邪悪催眠師」の続編とのことだが、本編をすっ飛ばしての読書。
    催眠師・・・という表現は興味薄でしたが、
    7人も殺されるとのことで興味津々。
    読み進めると、とても面白い!
    催眠師・・・が全然バカげてなく、すんなりと入ってくる。中盤からは一気に読み終えました。
    中華2作目でしたが、他もチャレンジしたくなりました。ごちそうさま。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    周浩暉『7人殺される』ハーパーBOOKS。

    何度も何度も刊行予定が先延ばしになり、ようやく刊行。半年以上は延びたのではないだろうか。

    ハヤカワから刊行された『死亡通知書 暗黒者』の前日譚にあたる前作の『邪悪催眠師』でも主人公を務めた凄腕刑事の羅飛を主人公にした中国の警察ミステリー小説である。

    読み進めば『邪悪催眠師』の続編であることが少しずつ見えて来る。となると俄然、『死亡通知書 暗黒者』も読みたくなるのだが、勿体ぶるだけでなかなか文庫化しないドケチなハヤカワでは期待は出来ないだろう。

    タイトル通りとするならば、作中で『7人殺される』のだろう。異常な状況で遺体となって発見される被害者たちの共通点とは一体何か。

    連続殺人事件を描いた華文警察ミステリー小説とは時代は変わったものだ。劉慈欣の華文SF小説『三体』三部作にも驚かされたが、周浩暉の羅飛刑事シリーズも全く引けを取らない程の驚きである。何とも見事なプロット。冒頭から読者をみるみる間に物語の世界へと引き摺り込まれ、予想はあっさり覆されるという所に面白さがある。

    見事に周浩暉の術中にハマり、二転三転四転と目まぐるしくストーリーは展開し、全く予想もしなかった結末に愕然とした。まさか、あの映画が……最終番は少々やり過ぎのようにも思ったが、それはそれで良いのかも知れない。


    中国の龍州市にある高層マンションの一室で21歳の美しいモデル女性、趙麗麗が奇妙な遺体となって発見される。彼女は二酸化硫黄が溶けた亜硫酸の風呂に浸かり、肌を焼きながら恍惚の表情を浮かべていたのだ。刑事の羅飛が劉東平と共に現場を調べると彼女が亡くなる前に宅配便の配達員から彼女の元恋人から荷物を受け取っていたことが判明する。その荷物こそ、二酸化硫黄を発生させた恐るべき装置であった。

    さらに彼女の元恋人の24歳の男性、姚舒澣が、自宅で全裸でラブドールを抱きながら局部から大量出血した極めて異常な状況で遺体となって発見される。やはり、彼も亡くなる前に宅配便の配達員から荷物を受け取っていたのだ。

    被害者に宛てた荷物の送り主が次の被害者になることに気付いた羅飛と劉は荷物の送り主であるネットショップの経営者、李小剛の元を訪ねるが、既に所在不明となっており、翌日、異常なる状況の中、遺体となって発見される。

    羅飛と劉が3人の被害者の意外な共通点から犯人の身元を調べると何と催眠師の蕭席楓に辿り着く。蕭席楓の話から見えて来た犯人像。しかし、その正体はなかなか掴めない。

    と思っていると、犯人は意外にあっさりと捕まるのだが……


    本作にも描写があるが、中国出張に行った時、街中を走るバイクが殆ど全て電動バイクだったことに驚いた。しかも、殆どの電動バイクにはパラソルみたいな雨除けが付いていた。中国の街中は車であふれ返り、常に渋滞しているので、車の隙間を縫ったり、歩道を走れる電動バイクの方が有利なのだろう。

    定価1,700円
    ★★★★★

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    龍州市で続けざまに不審死が起こった。直前に宅配便が届いてその差出人が次の犠牲者になるという連続殺人。羅飛は事件を防ごうと奔走するが…
    作中に登場する、犬を積んだトラックが愛犬家グループに走行阻止されるというのは実際の事件らしい。
    前作『邪悪催眠師』ですっかり催眠に詳しくなった羅飛と、催眠を駆使する犯人との攻防がスピーディーに描かれる。殺人方法がかなりグロいのと、真犯人はうーんと思わないでもないが、全体としては一気読みの面白さだった。

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    華文ミステリー。邪悪催眠師シリーズの2番目。龍州市公安局の刑事隊長の羅が主人公で、凄惨な連続殺人事件を追っていく。実務一辺倒の羅が兎に角カッコいいし、部下の劉とのコンビも最高でついつい肩に力を入れて応援してしまう。催眠術での犯行も4千年の歴史の中国ならあり得ると感じてしまう。ラストの意外な犯人に驚いたが、心情的には犯人に同情してしまった。

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    2024年の41冊目、今年のラストを飾るのは、周浩暉の「7人殺される」です。華文ミステリーです。周浩暉の本を読むのは、「死亡通知書 暗黒者」以来です。主人公は、共に龍州市公安局刑事隊長の羅飛(ルオ・フェイ)です。
    全体を通して催眠が大きな鍵となっています。が、決して、荒唐無稽なオカルト話で終わっていないのは、本格派の刑事小説という土台が、しっかりと出来ているからだと思います。7に引っ掛けた構図も面白く、細かな伏線も作者の技量を感じます。
    事件の真相は、中国社会の冷たさと欺瞞を炙り出します。主人公の羅飛が、自らの信念を曲げてまで、導き出したラストが何とも言えません。
    ☆4.5

    0
    2025年01月12日

    Posted by ブクログ

    警察ミステリーで
    ほぼホワイダニットと思っていたら
    後半は想像もつかない展開へ。
    ハラハラの一気読みだった。

    主人公はレジェンド名刑事のわりに
    自身で動きすぎかと思うし
    国による警察制度の違いなのか
    初動が違うように感じた。
    また凄惨な連続殺人にしては
    サラッとしているかなと。

    しかし
    シリーズとは知らずに読みはじめたが
    この一冊で十分楽しめた。

    0
    2026年04月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    中国龍州市が舞台。
    公安局刑事隊長の羅飛は、女性の毒薬風呂殺人事件を発端に次々と起こる殺人事件を捜査することになる。
    それぞれ殺害前に配達人が訪れており、荷物の差出人が次の殺人事件の被害者になるという法則性を見つけた羅飛。

    また尋常ならざる殺害方法に催眠師が関わっていると確信を持った羅飛は、事件を防ぐために奔走する。

    ・感想
    1作目読まずにこの作品から読んでしまったけど、問題なく読めた。
    部下の劉は前作もいたのかな?
    もし前作から読んでたらこの展開はちょっとショックかも。

    やっぱ中国の倫理観ってよくわからない。
    「メンツ」が何より大事な国民性というのは知ってるけど、ここまでとはなー。
    私は犬の死骸に 500回でも土下座できる!!!
    犬の死骸に土下座することが死ぬほどの屈辱にはならないんだけど、まぁ運転手の人はそれだけじゃなくてきっと積み重なったものがあったんだろう。

    ちょいちょいツッコミどころがあったんだけど、特にトラック運転手と催眠師は美談にしていい関係なのかと困惑した。
    催眠師が運転手に「甘んじて他人のサンドバックになっておけ」と諭してそれが素晴らしいことのように話が進んで言った場面には恐怖を感じたわ。
    絶対こいつが復讐の本命だろって思ってたのに最後まで善人ポジション維持してて謎…。
    いじめるわ猫たんを殺すわ他人のサンドバックになることを勧めるわで、こいつ1番最悪じゃね???

    3人目が出てきたあたりで元ネタはすぐわかった。
    でも別にSE7ENになぞらえた殺人じゃなくても良かった気もする。
    殺害方法が結構グロかったんだけど、新札で殺すのはだいぶ厳しいのでは?どんな鋭利な紙なんだw
    1番嫌な仕打ちはやっぱ犬の糞かな。
    他の人は催眠状態だったから苦痛もなかったのかもしれないけど、食糞はシラフじゃん。
    シラフで食糞はきつい…それならいっそ殺してほしい。

    犯人の動機には同情できるかな。
    終わりは良かった。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    洗脳のプロ同士の命をかけた戦い。色んな読みにくさ、がある。
    登場人物の名前と地名が永久に読めず、名称が出る度に目が止まるのが、すごいストレス。毎度ルビ振るか、略称にすればいいじゃん。内容について途中から七つの大罪をテーマにしたブラッドピット主演セブンの映画に似ているな、とテンションが下がる。冷ややかな気持ちで読み進めてた。
    面白いのは終盤。セブンになぞらえた連続殺人であると判明。ふむふむ。犯人とその動機を知ると、伏線がきちんと回収されるのが気持ちよい。そうか、ベビーカーを押す母が怪しいとおもったら、乗っている方が犯人かい!動機まで知ると、犯人に気持ちがよってしまった。
    最終的にはとても面白かったんだが、読みにすぎて反吐が出たので、この評価でした。

    0
    2025年06月08日

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