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19世紀ロシアの文豪の5大作品『罪と罰』『白痴』「悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』を宗教哲学者が読み解く。
【目次】
まえがき ドストエフスキーの世界における宗教的なるもの
第一章 民衆、および民衆の聖なるものへの道
民衆/敬虔な女たち/異教
第二章 静かな人々と偉大な受容
民衆と個人/ソーニャ・アンドレーヴナ/ソーニャ・セミョーノヴナ
第三章 宗教的な男たち
民衆と宗教的な男たち/巡礼者マカール/ゾシマ長老とその兄マルケル
第四章 智天使(ケルビム)
これまでとの関連/アリョーシャ・カラマーゾフ/真理と天使
第五章 反抗
大審問官の説話とその作者/イワン・カラマーゾフ/説話と、それに関連する問題
第六章 無神
まえがき/キリーロフ/有限性と無/スタヴローギン
第七章 キリストの象徴
設問/ムイシュキンの人格/人物の意味
あとがき
訳者あとがき
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