教養としての「情報Ⅰ」 ―大学入試導入で変わるITリテラシーの基準

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1,980円 (税込)

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◆大人こそ学びたいIT社会の基礎の基礎「情報Ⅰ」◆
「情報の授業」と聞くと、多くの人はパソコンやWord、Excelの使い方を学ぶ授業を思い浮かべるかもしれません。しかし、2022年度から高校で必履修科目となった新課程の「情報Ⅰ」は、過去の課程と比べると驚くほど高度な内容を扱っています。2025年の大学入学共通テストからは、情報Ⅰが新科目として実施されることが決まりました。入試で問われるような情報科目とは、どのようなものなのでしょうか。
高校の必履修科目とは、その世代の95%以上が学ぶ、常識と言っても差し支えない知識です。そんな情報Ⅰでは一体何について扱い、そしてなぜそれを学ぶ必要があったのか。新課程で学んだ若者を近い将来新入社員として迎える社会人のために、予備校講師である著者がやさしく解説します!


■こんな方におすすめ
・IT知識に若い世代とのギャップを感じている社会人
・新しい情報課程を把握しておきたい若手社員や大学生


■目次
●序章 「情報」はこんな教科
・0-1 学習指導要領に見る情報
・0-2 “付け焼き刃”で始まった情報
・0-3 産業界が求める「データ活用に長けた人材」
・0-4 必履修科目「情報I」の誕生と入試科目化
・0-5 情報Ⅰをビジネスパーソンが学ぶ意義
●第1章 情報社会の問題解決
・1-1 仕事の進め方にはセオリーがある 問題解決
・1-2 知らないうちに権利侵害していませんか? 知的財産権
・1-3 実は子供より大人の方が危ない 情報モラル
・1-4 「IoT」や「AI」を説明できますか? 情報技術の発展
●第2章 コミュニケーションと情報デザイン
・2-1 メディアとデザインは使い分けが肝心 コミュニケーション手法
・2-2 デジタルの本当の意味を知っていますか? アナログとデジタル
・2-3 縦横に区切って数字にする アナログからデジタルへの変換
・2-4 0と1だけで色が表現できる理由 デジタルの画像と動画
●第3章 コンピュータとプログラミング
・3-1 知らなくても使えるけど、知るともっと使える コンピュータの仕組み
・3-2 コンピュータ版「仕事の手順書」 アルゴリズム
・3-3 すべてはたった3つの処理方法でできている プログラミング(1)
・3-4あの作業をプログラムにしてみた プログラミング(2)
・3-5 自分だけの小世界を作って遊んでみよう シミュレーション
●第4章 情報通信ネットワークとデータの活用
・4-1 だからインターネットは世界中とつながる ネットワーク
・4-2 ネットで自分を守るための「武器」を知る セキュリティ
・4-3 「21世紀の石油」と呼ばれる理由 データ
・4-4 データを誤解しないための加工法 データ分析(1)
・4-5データから未来を予測する データ分析(2)


■著者プロフィール
松尾康徳(まつおやすのり):1967年福岡県北九州市生まれ。福岡県立東筑高校、早稲田大学政治経済学部経済学科卒。日経BPでIT専門媒体の編集、某社で営業支援システム企画などを担当した後に独立。2012年から麻生情報ビジネス専門学校非常勤講師として、ITの国家資格試験対策や各種実習授業を担当。2022年から大学受験予備校「代々木ゼミナール」の情報科立ち上げに参画し、講師として「情報I」の授業・テキスト執筆・模試問題作成・高校への出張授業などを担当するほか、検定教科書の編集や大学の情報科教職課程の企画業務などにも携わっている。

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