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◆インターフェースシフトに備えよ◆
空間コンピューティング(Spatial Computing)とは、現実世界とコンピュータシステムを視覚的に複合する技術を指し、AppleがApple Vision Proで実現する新しい3Dの世界を言い表すために用いている表現です。Apple Vision Proを使用すれば視界全体を作業スペースにできるため、PC操作の新しい体験への期待が寄せられています。
本書は、Apple Vision Proの開発に用いるvisionOSに焦点を当て、ARアプリの事例を用いながら開発方法について解説します。ノーコード/ローコードでの扱い方、SwiftUIでのアプリケーション開発、実装事例を通した3D表現、タイマーアプリなど基本的なトピックが含まれたアプリを用意し、Unityで作成する方法とすでに作成されたアプリをVision Proアプリに移植するための手順といった実践についても解説します。
本書内で紹介するアプリはXcodeのvisionOSシミュレータで試すことができます。
■目次
●第1章 ノーコードorローコードで遊ぶvisionOS
・1-1 3Dモデルを目の前に召喚!(ノーコード)
・1-2 Reality Composer Proでシーンを構築しよう!(ノーコード)
・1-3 3Dモデルを手に追従させよう!(ノーコード)
・1-4 RPG風のシーンを作ろう!(ノーコード)
・1-5 指先から魔法のパーティクル!(ローコード)
……ほか
●第2章 SwiftUIによるAI英会話アプリ開発
・2-1 はじめに~サンプルアプリの概要
・2-2 基本的なWindowsアプリの作成
・2-3 英会話機能の実装
・2-4 会話AI
……ほか
●第3章 空間を活用したタイマーアプリ開発
・3-1 My Spatial Timer
・3-2 マーカー表示と自己位置の追従
・3-3 タップ操作によるタイマーの追加と削除
・3-4 タイマーの画面デザインと機能
・3-5 UserDefaultsによるデータ永続化
……ほか
●第4章 SunnyTuneの実装事例
・4-1 Volumesアプリ開発の基礎
・4-2 空の表現
・4-3 光の表現
・4-4 風を表現する
・4-5 木の成長アルゴリズム
……ほか
●第5章 UnityによるvisionOSアプリ開発
・5-1 環境構築
・5-2 Windowsアプリの作成
・5-3 Volumesアプリの作成
・5-4 Spacesアプリの作成
・5-5 簡単なゲームアプリを作ってみる
……ほか
●第6章 PolySpatialによるUnityプロジェクトの移植
・6-1 PolySpatialのサポート状況の把握
・6-2 既存プロジェクトにPolySpatialをセットアップ
・6-3 既存プロジェクトの移植で起きる問題と解決方法
・6-4 インタラクションの変更
・6-5 既存プロジェクトの移植で発生しそうな問題
……ほか
■著者プロフィール
服部 智:株式会社サイバーエージェント xRエンジニア。Cyber AI ProductionsでバーチャルプロダクションやxR系サービス作成に従事。GitHubでのvisionOS 30 Daysチャレンジが注目を集めテックカンファレンス登壇や勉強会主催をしている。
小林佑樹:株式会社MESON 代表取締役社長。日本人デベロッパーとして世界で初めてApple Vision Proを体験。
ばいそん:株式会社サイバーエージェント XRエンジニア。XRにおける「遊び」と「デザイン」を探求する偶蹄目。バーチャルプロダクションスタジオの撮影シミュレーションシステムの開発を行う。
副島拓哉:株式会社サイバーエージェント iOS エンジニア。FANTECH領域にて大手芸能事務所のファンコミュニケーションサービスのiOSアプリケーション開発を行う。
加田健志:株式会社サイバーエージェント。次世代スポーツ映像開発を行っている。
佐藤 寿樹:株式会社MESON エンジニア。Apple Vision Pro向けのSunnyTuneを開発を行う。
比留間 和也:株式会社 MESON CTO。XRプロダクト開発を行いながら、どうしたら世にXRが広がるかを模索中。
清水 良一:株式会社サイバーエージェント 技術広報。Blenderを活用した映像制作ワークフローに注力している。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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